やぁ！えい！えい！やぁ！えい！そろそろ朝飯にするかい？父上！もう少しさせてください！稽古嫌いがどうしたぃ？今度勝ち抜き試合があるんです。 八丁堀の七不思議。 混雑している男湯よりも空いている女湯に入る！これもまぁ伝統ある役得の…一つですな！ほ～この色柄ならば先客はババアではありませんな。
え…！？あ！？黒沢様が下手人！？あの状況から見てそうとしか思えねぇなぁ。 いやいや黒沢様もお人が悪い！いやいやお姿をお見かけしましたのでまぁ鰻でもご一緒にいかがかと思いまして…。 いや～それほどでも！ハハ！あ！それとですなぁ黒沢様はその店に磯貝さん！おぅ！どうだった？黒沢様が会ってたの女じゃありませんよ！はぁ？じゃあ誰でぃ？あれ確か…勘定所勝手方の梅島様。 ケッ！黒沢め…何が俺たちの首を取るだ！あぁ！？その前にこの筆頭同心磯貝総十郎があぁ！？てめぇの首を取ってやるぜ！そこで私に案が…。
町会所に一万両の御用金を運び入れるのは確か今日だったな？えぇ今夜酉の刻のはずですが。 うちの人が…ご迷惑をおかけして…！おぅこっちだ！へぃ！あれが一万両ですか？おい早くしろ！へぃ！慎重に運べ！慎重に！お隣り騒がしいわね。 薬と偽った大八車の積荷は奪った一万両に違いありません。 町会所の一万両が奪われた。 あっ！黒沢様を襲った侍は亀沢藩に入っていきました。 亀沢藩は借金が重なって火の車のところへ江戸城普請を命じられています。 ってことは…一万両強奪の黒幕は亀沢藩か！？何だい用って？使いの子どもが…これを…。