これは一匹狼の女医の話である大学病院の医局は弱体化し命のやり取りをする医療もついに弱肉強食の時代に突入した彼はですね皆さんもお聞き及びの事とは存じますがこの生体腎・小腸交換移植というね近藤です。 それに内科の諸君彼はイケメンだろう？では本日付をもって第二外科に再任して頂く鷹野七起教授です。
鷹野教授が転院させた特患は厚労省浅井政長医政局長のご母堂様です。 何しろ鷹野教授が浅井医政局長のご母堂を金沢から転院させたんだから。 第二外科と致しましては拡大郭清膵頭切除術がベストだと考えます。 だって外科の２人じゃビビッて切りきれそうもないしＦＯＬＦＩＲＩＮＯＸの効果は人によるでしょ？何？皆さん聞きましたか？聞きましたか？御意！御意！失礼します。
鷹野教授はマジでうちの外科を潰しに来てるな。 鷹野先生が明日にしましょうって。 これより門脈合併切除を伴う膵頭十二指腸切除を始めます。 鷹野教授わかりますか？わかりますか？「君は鷹野教授に代わって「大門」「鷹野の事は気にするな。 オペを続行しろ」「大門君に切れないがんはないんだろ？ええ？」「オペを続けなさい」大変です！鷹野教授が倒れて大門先生がオペするそうです！なんだって！？助手が必要みたいです。
「大門何をほざいてる！」「インオペとは何事か！」「大門閉じるな！」「大門！」「大門切れ！」「大門！」「大門！コラ！」「コラ！コラ大門！」ちょっとつけてください！いきますよ鼻にかけますよ！大門先生ヘルプしよう。 大門未知子…クビだ。 何！？なぜですか？大門先生の腕なら出来たはずです。 大丈夫大丈夫！私ね医者なんですけどね今日サラリーマン…ああっ！すいません！海老名先生！すいません失礼しました。 主任教授選の流れは一気に蛭間に傾き私は窮地に追い込まれてた。