黒:さて、今日と明日は、追悼をお送り申し上げるのは、まず、歌手の島倉千代子さんです。 私がNHKで最年少の『紅白歌合戦』の司会をいたしました時に、本当に初めて『からたち日記』をお歌いになる島倉さんを舞台の上で、私は拝見して、自分で司会をしていました。 それから、本当に歌は、たくさんヒットしたんですけども、あと、あの、みんなの投げた紙テープが目に当たって失明寸前になるとか、借金を背負うとか、また乳がんおやりになるとか、本当に次々といろんな事、苦しい事があった方でした。
まず一番最初に違った事は、『からたち日記』で、ずっとクラブに通いましてね。 で、10時過ぎに歌う練習から始めました。 そうすると、今までのお客様とは違うわけじゃありません?島:全然、違いますね。 まず、お酒が飲めないので、お酒の雰囲気っていうのに全然、慣れなくて。 私の場合、着物ですし、自分の歌う場所さえあれば歌えますんでね。 一番困ったのは、しゃべり方が、こうですしね。 じゃあ、お姉様、やっぱり、テレビとか、そういうもの、ラジオとかレコードお聴きになって、いろいろ…。
黒:困った時の石田太郎って言われてらして、本当に困った時の石田太郎で、何かが、誰かが困って、これ、どうしてもっていう時は、とっても、石田さんのとこに、みんな、お仕事を頼みに来ちゃうんだってね。 この局での看板の「日曜映画劇場」ってありますよね。 黒:「日曜映画劇場」淀川長治先生。 黒:『フレンチ・コネクション』?石:『フレンチ・コネクション』。 だから『フレンチ・コネクション』っていうのは、小池さんがおやりになった。
今までは、俳優の石田太郎さんだったんですが、これからは、ご紹介する時は、この格好の時は、なんて?石:法名、石田大道。 ただ、まだ、教師試験とかね、浄土真宗でございますけれども、住職試験というのがございまして、それにパスしないと、一寺を預かる住職にはなれないんです。 50…、だから、ただ55でしたかな?泣く泣くリタイア、役者をリタイアして、住職におなりになって。 で、浄土真宗っていうのは、徳川家じゃないですけれどもね、世襲制ですからね。
くくりとしては、今日のお客様は何をなさっている桜塚やっくんですという感じで、お呼びしたんですか?黒:いや、私は、桜塚やっくんっていう人をお呼びしたのであって、あなたが、どういう芸人さんだとかって、知らないんだけど、なんか昔、漫才やってたとかって聞いて、本当かなと思ったの。 黒:それで、この格好にしようとしたのは、どういう事で?桜:この格好にしようとしたのは、ちょうどその前、あたい、コンビでやってた時に女装をしてたネタとかあったんですね、ギャグで。
黒:歌手に、もともとはなりたかったの?あなた、神奈川県のご出身?桜:はい、横浜です。 それで歌手に、もともと、なりたかった?桜:歌手じゃなくて、あたい、本当は俳優に。 で、俳優、役者、目指していた時と同時にバンドもやってまして。 仕事のない日曜日は、朝から夜までですから、大体12~13時間。