♪～「まもなく図書館を閉館します」「本を借りられる方はカウンターでお手続きください」「お読みになった新聞雑誌本などは元の場所に戻してお帰りください」川島さん。 ちょっとお尋ねしますが鈴木信人という男をご存じですか？鈴木信人…。 じゃあ鈴木信人は…。 それを壊すなんて…！だってさ…いててて！信ちゃんの心はもっと痛いの！早く捜して謝ってらっしゃい！「皆様お待たせ致しました」「ＡＮＡ５７１便は定刻どおり稚内空港に到着致しました」真奈美！先生！分校の先生が！えっ？何かの間違いじゃないんですか？だといいんですが…。
結花ちゃん！先生のご主人はそのまま…。 先生のご主人が亡くなったのは…私が結花にあんな事言ったから…。 先生村のみんなからあんなひどい事言われて島を出ていかなくても済んだんじゃないですか？生徒をご主人に任せて自分は男と会っていたなんて…。
ファイト！俺ね…ずっと先生に言いたくて言えなかった事があるんです。 真奈美に先生の住所を聞いたのは一度先生に会って謝りたいと思っていたからです。 先生に相談しようとしたんだけど…。 あの時ご主人に何か言われてそれで結花の事をご主人に相談したんです。 明日世界が滅びるとしてもやけになった時に先生のご主人に教えてもらった言葉を思い出したんです。 この間先生の住所を書いて黙ってあいつに渡したんです。 直ちゃん！先生本当に何も連絡ないんですか？あればわかるようにしてあるんですけど…。
じゃあ先生はご主人の命がもうないとわかっていて…。 直ちゃんがなぜ私の住所を書いたメモを渡したかわからない？先生や分校の話をしたかったから…。 先生私ね本当はずっとずっと直ちゃんと話したかった。 署長本当にあの人敏腕の刑事だったんですか？先生七重ちゃんと連絡がついたんです。 先生変わってない。 その時先生の住所聞かれたんです。 正直分校の事も先生の事も忘れていました。 行夫さん…！あれを見た時なんだか猛烈に先生に腹が立ってきたんです。 先生はご主人を裏切ったんだって。
信ちゃんね先生とあの人が一緒にいるところ一度見た事があるって言っていました。 署長がもう１回鈴木信人の村を見て来いって言うんですが村はもう誰も住んでないしこっちに戻ってくる可能性なんかないですよね？信人！ちょっと！待てよ！信人だろ？俺だよ勇！分校の勇だ。 どうして島出て行くんだ？知らねえ！い…勇ちゃん先生止めて。 し…島出て行くなって言って！ねっ！俺もっと歌うまくなるからい…いい子になるから信人は先生の事を母親のように思ってましたからね。