この家の主婦五島香苗さんです。 亡くなってる奥さんを見てすぐに通報されたんですね?よろしいですか?聴取中ですよ警部殿!1つだけ。 私たち竹下先生からセレブの心得を学んでいるんです。 刑事さんってなぁに?デカレンジャー!じゃあ変身してみてよ!あの中でセレブは竹下さんだけです。 お嬢様育ちとかお金持ちとかそういう事ですかね?それ以前に竹下さんは元々の環境が違うんです。 それは…現実を忘れられるというか竹下さんといるだけで自分もセレブのような気分になれて…。
そういうものをくれちゃうわけですか?とても気前がいいんです竹下さん。 って事は五島香苗さん?あらぁ!素敵ねぇそのネックレス。 フランスのノミの市で主人に買ってもらったの。 いいわぁ~!私もそういうのが欲しいけど…やっぱりフランスに行かないと買えないわよね?あなたがしたほうが似合うと思うの…。 殺された五島さんも竹下さんからいろんなものをもらってたみたいですよ。 我々もご一緒してよろしいでしょうか?は?他の毛皮はお召しにならないんですか?毛皮はこれ1枚だけ。
そもそも竹下さんにもらったものを五島さんはどうしていたのでしょうか?まぁせっかくもらったんすから大切にしてたんじゃないすか?あの家で…ですか?あぁまぁねぇ…。 このヘレンドのシュガーポットってのはありますかね?ヘレンド?あ俺もよくわかんないんすけど陶器の砂糖入れみたいですよ。 五島香苗さんとはそこで知り合ったって。 あなたを竹下さんに紹介したのは私なのよ。 彼女を竹下さんに紹介した事を。 ところでフリーマーケットで毛皮の襟巻きは売ってましたか?チンチラの。
それが私のものだと?ええそれがチンチラであれば。 チンチラ?お持ちですよね?チンチラの襟巻き。 もちろんあなたへのコンプレックスや妬みもあったのでしょう。 特にお母様の形見の襟巻きだけは。 準備して頂けますか?亀山君竹下さんにはしかし首に残っていた絞殺痕とは一致しません。 デカレンジャー!デカレンジャー!!あの今日は一体?これを見て頂けますか?よっ…これ重いっすよねこれ。