♪~八代将軍・徳川吉宗は彦根三十万石・井伊直惟の貧乏旗本の三男坊・徳田新之助こそ我が人生の伴侶たとえ井伊家を追われても添い遂げんと…鶴姫殿。 な…何と!断る姫!そなたたとえ井伊家を捨ててでも徳田新之助と添いたいと申したではないか!はい。
何とぞ我が尾張藩もその一員にお加えくださいますよう。 八代・吉宗公のめでたき日に御三家筆頭の尾張家が欠席となれば“徳川の内紛いまだ治まらず”と世に喧伝されましょうほどに。 そのこと宗春殿も承知か?「当尾張藩の恭順の意を天下に示すためにもその方が名代として出席せよ」との書状が。 当尾張藩の名は絶対に出してはならぬぞ。 尾張藩邸を探ってまいれ。 尾張藩にはもう一つ根岸の外れに別邸があるはず。 お桐が尾張藩の別邸にねえ。 しかしあの気立てのいい娘が何だって尾張藩の悪事の加担を?いよいよお茶会は明日に迫った。
何者っ私をどうするつもりです?あなたはこの世から消えて尾張藩のあやつり人形鶴姫様が誕生いたします。 吉宗公に毒薬を差し上げ黄泉の国へご案内いたす大事なお役目として。 あなたは明日私となって吉宗公を殺める役目をする人なのですね。 実は徳田殿が吉宗公なのです。 あなたが親切にしていただいた徳田殿が吉宗公なのです。 尾張藩は上様を毒殺しようと私を鶴姫様に化けさせて…!お桐さん逃げ帰ってくれました。