ビートたけしのTVタックル

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この番組のまとめ

袴田事件とは1966年静岡県旧清水市で静岡地方裁判所は釈放の理由について…。 袴田さんが犯行時に着ていたとされるテレビの前の皆さんも裁判員制度が始まり街行く人に死刑について聞いてみた。 死刑制度に対する世界の状況を日本にいる外国の方に聞いてみると…。 2012年の国連総会で死刑制度が残る国に対して死刑執行の停止を求める決議。 一方死刑賛成派は元法務大臣衆議院議員の鳩山邦夫さん。 つまり何か悪い事をしたら必ず厳しい罰則があるという象徴としてやっぱり死刑制度はなくてはならないという。

死刑囚は絶対に自分を傷つけたり死んだりしてはいけない。 自分から命を捧げる事は出来ないシステムになっているのが今の日本の死刑制度です。 「どんな場合でも死刑は廃止すべきである」と言ったらどんな場合って言われてもねっていったらやっぱり少なくなりますね。 平成21年の内閣府による調査では「どんな場合でも死刑は廃止するべきである」「場合によってはやむを得ない」という意見があるがどちらの意見に賛成かと聞いたところ「場合によってはやむを得ない」が85.6パーセントとなった。

死刑制度の議論で加害者の人権ばかりが取り上げられる。 だから真摯な気持ちで償おうと思って死刑になっていく事よりも死ななきゃいけないんだよっていう観念を持って本日山崎義男睦田真志宮崎勤の歴代の法務大臣の死刑に対する考え方も分かれていて複数のサインをした大臣もいる一方で就任会見で死刑執行を拒否した大臣も。 死刑執行を行わないのは職責放棄とのこんな残虐こんなひどい人間っているのかと思うような事件です。

永山則夫元死刑囚の裁判で最高裁は殺害された被害者が複数である事などを死刑適用の基準として示した。 たけしさんは袴田事件についてどういうご感想をお持ちですか?その当時の捜査体制と裏に背景を考えるとこの人じゃなきゃまずいだろうっていうか確定してるみたいな感じで動いちゃうんだけど。

そういう人間そういう殺人者報復で仇討ちをするようなシステムはね近代国家であってはならないって事なんです。 更生の余地さえあったら許してくれるんやったら僕更生の余地あるんでなんでもやっていいんですかっていう話になってくると思うんですよね。 あのね私はこれは古すぎる例かもしれないけれども人類が文明を持った時にあのハンムラビ法典の動態復讐法というのは今の民主国家ではあり得ませんよ。 更生するチャンスすら奪うのが死刑なんですよそういう意味じゃ。

担当刑務官が独房を訪れます。 これは2010年に公開された東京拘置所の執行室。 だからやっぱりですね事前の告知をしてですね一定期間を与えてそれでその期間内に自分でですね整理する事は整理しまたですねその中で僕は出来ればですね自分で執行の日を選ばせてあげるべきだと思う。 ここで無期刑受刑者のデータをご覧いただきたいと思います。 無期刑者の中で仮釈放になる人の割合はここ数年は1パーセントにも満たないのです。