何しろ17回目のご出演です。 7回目ぐらいと思ってた。 17回目ですって。 本当にずいぶんたくさんそうですか?何もしてないですけどね。 田中宥久子さんから教えていただいて。 でもお元気そうでね。 あれもう色っぽい小説最後でしょうね。 昔のあの…仏門にお入りになる前のでもずいぶんモデルの部分も使ってらっしゃる。 本当にね80になるのがイヤだっていってね79でね自殺なさったんですよ本当に。 本当なんですか?本当なの。 まあ人色々ですからうん。
でも…鳥屋さんになったのはいいんですけどそこで九官鳥を仕込んで看板娘…。 看板娘みたいにね九官鳥を飼ったんですよね。 そしたらその九官鳥が「いらっしゃい」とかね「お天気ですよ」とかいい言葉を言うでしょう?ある日突然ね「不景気でんな」って言ったの。 みんなね来るお客様がね「こんにちは」って言う前に「不景気でんな」って言うのをねそれを九官鳥が覚えちゃったの。 へえー!それで「不景気でんな」って言ってもうそれでもうね看板娘になれなかった…。
東京女子大ですからね皆さんね。 徳島からいきなり東京女子大っていうのも相当ですよね?これ立木さんのねお母さん撮ってくれたの。 奇麗な方だなと思ってちょっと見てねいやあの方は瀬戸内さんじゃないかなってちょっと思ったことありました。 あそこに行ったらねもうね歩かされたりね下に落ちてるたばこを拾えとかねそんなことばっかりやらせるんでそれで私女優になれるでしょうか?って言ってね年寄りになら使って…。
だけどその小説家になるの大変だなと思ったから…退屈だからね。 本当に!そんなに早く?どっかからこの内容はどっかの写してきたんだろうとか何とか言ったらお母様…。 それはね…「小説家になりたい」って時の先生はいいんですけどね先生がお産で休まれて違う方がみえたんですね。 でもね母も父親もね私が小説家になった姿見てないんですね。 その終戦の翌年に帰ってきたんですね子供連れて。
あのね瀬戸内さんの瀬尾さんって秘書。 瀬戸内さんについてのアンケートっていう…瀬尾さんにね。 「瀬戸内さんはどんな方ですか?」「先生は天然ボケで」…。 「おちゃめな人」「好奇心が強く何でも私がすることに興味を持って同じものを欲しがります」いやそんなこと…彼女が欲しがるんじゃないんですか?そうですか?「熊の顔がポケットになってるパジャマはおそろいです」それはね彼女がプレゼントしてくれたの。 「瀬戸内寂聴さんの弱点は何ですか?」「おなかがすくと元気がなくなります」ハハハ…。
「すごいところはどんなところですか?」「エネルギッシュでどんなに疲れていてもお酒を飲んで眠ると次の日はよみがえっているところ」ハハハ…。 プラトニック・ラブだったらね死ぬまでですね。 それからもう一つのちょっと映してくださいますか?これがねとっても面白いものなんですけどこれはどういうわけなんでしょうね?あっこれに『般若心経』が出てたんだ私。 『般若心経』も出てましたね。 本当に小さいってやつですか?ハンドバッグにちょっと入れておいてもね。