それでまあ…ご主人様のほうが大変なご病気をお抱えになりましたんですけど奥様の本当にお優しいお互いの協力でお元気で『徹子の部屋』に出てくださるということになりました。 ただ大変なそういうご病気な方も世の中にいらっしゃると思いますけれども中咽頭がんというものがどういうものかということそしてどんなふうな苦しさがあるのか一時はもう死んだほうがマシだと思うぐらいおつらいことがあったそうでございますけども今日は色々お話を伺わせていただきます。
お水も痛い?そこで今度味覚が…一番怖いのは巨泉さんにとって味覚がなくなってきたんですって?味覚がもうなくなったんです。 今はアイスクリームっていったら喜んで食べますけど最初の頃は「あんた甘いもん好きだからアイスクリームね」って言うからアイスクリーム食べると何でもないただ冷たいモゴモゴのものが口へ入ってるっていうだけで。 スポンジかな?綿となんかティッシュペーパーって言ってましたねいっつも。 味覚がないっていうことはどういうことかっていうとさっき言ったようにだて巻きがティッシュみたいになるわけですよ。
さっきちょっと伺ったんだけど放射線治療は1回は3分ぐらいで場所をちゃんときちっと決めて35回連続毎日?いや。 でも僕の友達で昔僕の『HOWマッチ』のディレクターやってた人間がやっぱり僕と同じ中咽頭がんで4年半経ってまだ味覚戻らないそうです。 先生に「どのぐらいで戻るんですか?」って聞くたびに先生が「患者さんの個人差がありますから」ってはっきり仰らないんですよ。 でもニュージーランドまでの旅は先生してもいいって仰ったんですか?先生は何て言ったと思います?「行ってもいいですよ。
これで昔の『HOWマッチ』や『クイズダービー』のDVDを見て…見ながら…。 だからその20日間っていうものは自分のうちでベッドとソファと「ご飯できたわよ」って言われて食卓の椅子。 何とかトライアングル。 トライアングル。 お母様も昔お亡くしになったと仰ったじゃない?大橋家のガンのもとは僕の最愛の母なんですよ。 本当に?というのは母がその頃…昭和20年代の後半に体の不調を訴えだしたんですよ。 更年期?更年期ですね。
それに私ずっと読んでてねそれは前を向いてる話を書いてらしたら一番最後のとこに突然これ終わるところでもって「僕は病気を発見した」って書いてあったでしょう?実は病気になる前にこの本はもう書き上げてたんですよ。 それでもう本当はその頃はもう俺は死んでもいいやと思ってるのに本のタイトルが『それでも僕は』…。 だから本当に心の底から前向きなお話を書いてらっしゃるのでね。