ザ・スクープスペシャル「終戦69年特別企画 封印された“毒ガス戦”全真相」

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この番組のまとめ

台風11号はシリア政府軍が毒ガス兵器を使用し市民を虐殺したとして武力行使を主張したオバマ大統領。 化学兵器の使用許可を求められても私はそれを禁じた。 毒ガスなどの化学兵器それは、核兵器や生物兵器と並ぶ残虐な大量破壊兵器です。 結局、シリアの化学兵器はすべて廃棄されることになりましたがその非人道性から第1次世界大戦のころから国際法違反の戦争犯罪だったはずの化学兵器。 観光客に人気の野生のウサギだが国際法で禁じられた毒ガス兵器を国際社会の監視の目を欺いて密かに作り続けていたからです。

戦時中大久野島で作られていた禁断の毒ガス兵器。 猛烈な咳と痰に苦しむ慢性気管支炎の患者たち。 慢性気管支炎だと。 慢性気管支炎などで毎日10種類もの薬が欠かせない。 私はね、今回出会った元大久野島の作業員の方々今でも皆さん、慢性気管支炎でベールに包まれていました。 更に、びらん性の猛毒イペリットまで使用し人道上、許しがたいと日中戦争を正当化する口実にも使われた。 一方、敗戦後、日本軍は国際法違反の発覚を恐れてこちらは、アメリカの連邦議会図書館です。

「あか」よりも致死性の高い猛毒「きい」すなわちイペリットやルイサイトの実験的使用を指示しています。 日本軍は、中国軍に包囲され全滅の危機にあったがびらん性ガス「きい」はこちらの部分にクシャミ性ガス「あか」はこちらの部分に着弾。 1940年7月の参謀本部の指令書ですが中国東北部の関東軍に対し化学戦用兵器資材の試験というのを命じています。 731部隊の軍医池田苗夫少佐がまとめたびらん性の猛毒「きい弾」による人体実験の報告書。

東京裁判で日本の国際法違反を追及するとアメリカ自身も毒ガスを使えなくなってしまうのです。 連合国軍に対する毒ガス攻撃を警戒するアメリカは化学将校を現地に派遣し情報収集に努めた。 ご覧のようにアメリカ軍が日本上陸に備えて防空壕攻撃のリサーサルを繰り返していました。 アメリカ陸軍省が作ったこちらの映像によればアメリカ各地の化学兵器保管庫に日本本土攻撃用として膨大な量の毒ガス・イペリットが貯蔵されていました。

こちらは、大久野島最大の毒ガス貯蔵庫跡です。 終戦の翌年から、GHQが大久野島の毒ガス処理を行うことになりました。 オーストラリアの戦争記念館には実際の毒ガス処理作業は帝人の請け負いとなり三原工場の作業員らが大久野島に派遣されました。 海洋投棄にあたってはまず、大久野島北部の海辺に島中の毒ガス弾などが集められた。 ガスマスクや防護服も付けず裸同然で処理にあたり傷害を負った作業員も多かったという。 大久野島南部のこの場所だと思われる。