午前3時20分ごろ安佐南区山本では住宅の裏山が崩れて2人が生き埋めになり朝、救出されましたが2歳の男の子と11歳の男の子が死亡しました。 警察庁によりますとこのほかに68歳と77歳の女性2人も死亡するなど、これまでに安佐南区で7人安佐北区で1人の合わせて8人が死亡し13人が行方不明になっているということです。 また、安佐南区で3600戸安佐北区で150戸が停電になっていて復旧に向けた作業が続いています。 広島市安佐南区八木の上空です。
土砂崩れが何か所で起きているのか上空から確認することはできませんが相当の数土砂が崩れているのがわかります。 重機が入ることができませんので家々を回ってこの地域なんですけれども広島市安佐南区というところはこういった斜面と、すぐ手前にはJRの可部線があります。 この地区を土砂崩れが襲ったということになりますが私の記憶する範囲ではこの地域で土砂崩れがこのように起こったといった記憶はありません。 この地区だけではなくてまだ把握はできていませんが恐らく複数でこういった土砂崩れが起こっているものと思われます。
その間を貫くように土砂が流れていきましたがこの土砂崩れが起こる前にこの地域がどういった地域だったかということを想像することもできません。 まだ上から土砂崩れのあとレーダーによりますと、また雲が近づいているということで二次災害が非常に心配されます。 まだ崩された家あるいは孤立した家には住民の方が取り残されている可能性がありますがご覧のようにまだ土砂の崩れたあとには大量の雨水が流れていますのでこの地域に人が近づくのは危険だと思われます。
消防によりますとこちらの住宅街およそ30世帯の安否確認を現在進めている途中だということで現在のところではありますが行方不明になっている方など安否の確認ができていない方はいないということです。 これまで13人の方というふうにお伝えしましたが広島市内複数の箇所で土砂崩れが発生しているとみられます。 続いては安佐南区梅林駅近くから立川さん、お願いします。 多大な被害が出た安佐南区を縦断するJR可部線梅林駅に来ています。 安佐南区緑井にお住まいの樫本さんと電話がつながっています。
樫本さんご自身は避難の必要性だとか周りから何か言われたりとかは?いいえ、周りより私が危なく感じましたので119番に電話いたしましたら119番の対応がもうできなくてとにかく、どこかに避難してくださいということでしたから待っていました。 その前に大雨警報が出ていて8時前後には土砂災害警戒情報がこの地域に出されているんです。 これから検証が必要になるのと一挙に山肌が弱って崩れたという現象なので避難勧告を出す準備も非常に難しかったんじゃないかと思いますね。
これは我々、気象予報士の気象従事者が気象庁から提供される予報の指針にあたるもの。 短期予報解説資料というものなんですが今朝の3時40分に気象庁の予報部が発表したものです。 この中で、下のほうにいきますと全般気象情報発表の有無。 この全般気象情報というのは全国の大きなエリアでそういった災害が発生するような危険な気象現象が起こりそうな場合は発表される情報なんですね。 我々、気象従事者に向けて発表される全般気象情報というもの。 それも4時39分に全般気象情報が発表されました。
これから取水期を迎えるわけなので8月7日から運用を開始された短時間降雨予測ですねそういうことで今後我が国は土砂災害が非常に多いところなものですから防災情報の充実に気象庁等、努力を更に深めていただきたいと思っていますね。 非常に前から土砂災害のとき私はたびたび指摘してるんですがそれで終わりではなくてこのあと少しの雨でもそういった土砂崩れの発生してない場所でもこの辺りは、いつ、そういった局地的な激しい雨が降ってもおかしくありません。
災害が発生してからすでに数時間たっているわけですので先ほどのヘリコプターの中継ですとまだ30人の方の安否の確認が取れていないということで時間との戦いがこれから必要ですのでもっと強力な救助態勢の構築を国、県、市でとっていただきたいとそして大雨が過ぎ去ったといっても油断してはいけない土砂崩れがこちらの深層崩壊というものなんですが土砂崩れにはこの表層崩壊と深層崩壊2つのものがあります。
つまり、広島だけじゃなくてそれ以外の特に九州北部でもそういった土砂災害の可能性危険性というのが時間を進めましょう。 そして週間予報を見ますとこのあとも大気の状態は不安定でして予報に雨マークは広島市できのう夜から未明にかけて局地的に猛烈な雨が降りその影響で複数箇所で土砂崩れが相次いで発生しこれまでに18人が死亡しまずは上空から中継です。 また、広島市安佐南区緑井で77歳の女性が土石流に流され救助されましたが死亡するなど警察や広島市のまとめで18人の死亡が確認されています。
先ほど入ってきた情報なんですが安佐北区可部東で消防が5人を救出しましたが新たに発生した土砂崩れで53歳の消防署員が生き埋めになり心肺停止の状態だということです。 夏休み中の安倍総理大臣は被災者の救助に全力を挙げるため派遣する自衛隊を数百人規模に拡大するよう指示しました。