浅間山新燃岳など１１０もの活火山がある火山大国。 地震学者で火山研究の権威島村英紀氏は御嶽山噴火をどう見たのか？火山はどれも危ない。 基本的に今西日本は南海トラフとの関係で非常に火山が爆発しやすい状態ですね。 東日本の方もですね東日本大震災との関係で火山が爆発しやすい状態になってるのでさほど驚かなかったという…。 これ気を付けなきゃいけないのは火山の噴火という問題とそれによって生じる災害とは別個だって事です。
火山対策の実情とは？東京ではですね三宅島はコンスタントにって言うと怒られますけども２０年前後で爆発を繰り返してるんですねここのところ。 ですから三原山ですとか多くの専門家の関心が集まりますし観測機器もたくさん付けられますし小さな予兆も見逃す事がないしという火山との付き合い方としていい循環が生まれてきますね。 御嶽山の噴火で注目される火山の監視体制。 そしてそもそも噴火は予知出来るのでしょうか？現在日本にある１１０もの活火山のうち２４時間監視されているのは…。
微震動ってどのぐらいの頻度で起こるものなんですか？何に？火山噴火予知そのものに。 それで今回もですから１から２にしておけば少なくても火口付近頂上付近に人がいなかったんじゃないかっていう反省は火山学者の中にもあります。 それは何かっていうとホームドクターみたいな先生がちゃんと大学におられてその火山をずっと見てきて経験も研究もしてきたわけですね。 １１０人いればいいんでしょ？でも火山学者２０人しかいないっていうんですよ日本で。 火山学者２０人しかいないっていうんですよ。
特に水蒸気噴火はわかりにくいんですよね。 水蒸気噴火っていうのは今回の…？今回の噴火ですね。 地震学者で長年火山の研究も行ってきた島村英紀特任教授はこう指摘する。 箱根山はおよそ３０００年前にマグマ噴火した活火山。 ２４時間監視を続ける神奈川県温泉地学研究所の竹中研究課長に箱根山の現状を聞いた。 実は歴史の中で富士山を超える大噴火をしてきた箱根山。 え？本当ですか？ただ一番最近に噴火したのはそれからさっきの外輪山がありますが長尾峠っていう外輪山を越えて火砕流が静岡県側にいったのね。
さっき島村先生はアイスランドは成功してるっておっしゃいましたよね？ほぼ成功しています。 じゃあ今あるデータを使ってその理論が確立されてないっておっしゃるけれど確立しようとする事は可能なんですよね？アイスランドの例を見ると。 例えば気象についてはですね大気の運動方程式っていう難しい話ですがある方程式がわかっていまして。 有珠山に関してはですね有感地震っていう体に感じる地震があって１日か２日で必ず噴火してるのを今まで７回繰り返してる。 ですから学問的な噴火予知じゃなくっても経験的に出来ちゃうわけですよ。
１７０７年に起きた富士山宝永噴火をもとに政府は２００４年に富士山噴火の被害想定を公表。 なす術はあるんですか？富士山っていうのは立派な活火山なんですがこの３００年間噴火してないんですね。 富士山にとっちゃまだ最近な感じ？世界的な経験から言うと火山の経験から言うと休んでるお休みの期間が長いほど次の噴火が大きいという経験則がありますので。 あれよりひどいっていうのがあるんですか？実はですね今富士山の噴火って１つの単体で考えておられますよね。
８６４年平安時代に起こった貞観の大噴火。 あるいはですね宝永山が出来た時の噴火も西日本で南海トラフ地震が起きております。 内閣府の予測ですか？東京の火山灰の降灰量。 これがさっきのドロドロの灰が１０トンダンプ２０５万台ってとても想像出来ないんですが。 ところが実際はそれよりももっと噴出物が倍以上出てるのが貞観の噴火ってあるわけですよね。 今日本はたまたま火山の噴火がこの２００年間ないんですけれどももっとずっと大きな噴火が１世紀に４～５回ずつあったし。