本当にテレビマンっていう方だったんですけど大山勝美さん。 元気な時は元気なもんですからいつも韓国に行ったり日韓の合同のテレビ作ったり沖縄行ったり。 あの人も本当に…TBSに入ってドラマを作りだして本当にテレビと一緒に走ってきたんで。 最後までテレビの仕事…「放送人の会」とかそういうのを一生懸命…。 大山勝美さんっていったらもう本当にTBSのドラマの大山って。 あなたと大山勝美さんがご夫婦っていうのはみんな知ってたんだけど…私たちはね知ってたんですけど。
もう仕事のことで頭がいっぱいでただ普通のディレクターだと思っていたら…。 新聞発表の時1歳違いっていうのがちゃんと出るように計画結構して…。 でもご主人はあなたに結婚したら「もう仕事はねあなたから仕事取ったらあれだからもう仕事はどうぞ続けてください」。 生まれてすぐ仕事にあなたもね戻れて。 でご主人は本当にあなたに「仕事をやって」って仰ってくだすって。 それぞれがお仕事をおやりになって。 でも…こういう仕事してるとあんまりばっさりよくないって言われたらやっぱりショックですものね。
あなたは少しは覚悟したって仰ったけどご主人は全然そんな気持ちはなかったみたいですって?もう本当に私の何倍も生きる気力仕事をしたい欲。 私森繁久彌さんからいつも大山さんの話は…。 森繁さんとすごく仲よかったでしょ?それから満州…っていうか中国東北部のほう一緒にいらっしゃったりとかね色んな。 「大山君大山君が」って言ってね。 森繁さん私に「大山君と一緒に行ったんだよ」って。
「まさか子供がね私に本を読んでくれるなんて夢にも考えてなかったんですね」「毎日毎日ね“お母さん読んだ?読んだ?”って聞かれたんですけどね私はちょっとその時忙しくて「それが今ねちょうど声変わりしてましてなんとも不思議な声…」「可愛いボーイソプラノだったのがなんかちょっとね引っ掛かるみたいな不思議な声なんですね」「そして私その時思ったのは私なんか眠たい時によく子供が寝るまで本読んだりした時はもうくたびれちゃって早く寝てくれないかなとかね少しここの辺はちょっと退屈だから飛ばそうとか」「そんなことを思って読んだ時
まああの…今度芝居なさるんだけど『黄昏にロマンス』っていうのをなさるんですけど。 だから昌也さんいなくなったことやなんかお話しそんなにはしてないんだけどやっぱりね演出家がいなくなるのはもう本当に…。 昌也さんは本当優しい素敵な方で私に悪いことばっかり教えましたよ。