２浪の末医大受験を失敗した俺は池袋のキャバクラＪｕｌｉｅｔの黒服になった初めて自分で決めた人生の選択だ一流の黒服になって店のナンバー１杏子さんに認めてもらうそして尊敬出来る先輩原田さんからどうぞご勝手に。 この人を超えてやるそう思った俺は黒服の花形客の好みを見抜いてどの女の子をつけるか判断する付け回しで勝負を挑んだ。 《何も出来ないままこの卑怯者に負けるなんて♪～これは医大受験に挫折した男が黒服という職業に出会い夜の世界の魔物たちに揉まれながらも頂点を目指す物語であるいらっしゃいませ。
俺は黒服…キャバクラで店員をやってるんだ。 キャバクラ！？そんないかがわしい…。 俺の…医者の息子がキャバクラだと！？辞めて来年の受験に備えろ！お前はもう３浪してるんだぞ。 あの店は…Ｊｕｌｉｅｔはここにいたいって初めて思えた場所なんだ。 最近売り上げ伸ばしてるのそのせいでしょ！？この泥棒猫が！誰が枕やってるって！？あんたよあんた！指名取るためならあんたなんでもするんでしょう？すごい声が聞こえてきたもので…。 ８番テーブル美樹と聖子をつけてくれ。 あの…知ってると思いますが美樹と聖子は大ゲンカしていて…。
その話もしたいし場内入れちゃう！嬉しい！運命感じちゃいます。 気が合う？運命？お客を心地よくだますのもキャストの実力でしょ？確かに。 最近指名ば取れたのってこの前の彰君の付け回しの時だけだっきゃ。 このまんまじゃズリエットばクビさなるべなあ…。 ズリエット…？そうか。 いいよいいよ葵ちゃん最高！もう場内入れちゃうべ！あんがとうございます。 売り上げワーストの彼女お前の手でトップクラスに躍り出たんだ。
正直自分でも不思議ですけど。 デリシャスって店の黒服だよ。 どうしてもこの店に残りたいっていうんなら仕方ないけどデリシャスの黒服が来てましたね。 デリシャスの連中も必死なんだよ。 それが何…Ｊｕｌｉｅｔとかいう三流店に抜かれるなんて事があったらならねえんだ。 えこひいき？俺が？もしかして自覚ないの？あんたさいい客が来ると絶対自分のキャストつけるじゃない。 確かに自分の担当キャストは大事に思ってます。