そして鎧塚さんというまあ大変なパティシエってお菓子をお作りになる方とご結婚なさいまして。 すっかり奇麗にしてらっしゃるので全然わからなかったんですけどつい先頃がんの手術をなすったそうでございましてこれから色々伺いますけど。 ただ世の中にはまだカミングアウトする前で手術はやってはいるんですけどもなかなかうまくいかず繰り返していた時でしたね。 でもその翌年に最終的に大きな手術をもう一回して眼圧も落ち眼底出血もなくなって今は真っ白です。
2回目の結婚記念日の日が主人の病院で結婚記念日おめでとうっていう感じでしたね。 2度目の結婚記念日でした。 それで普通の健康診断と違ってPET‐CTとかMRIとか本当に事細かく年に1回だけ…。 それで毎年何でもなかったのが去年PET‐CTでちょっとこの辺に影があるって言われてでMRIの精密検査を受けなさいって言われてそうなのかと思って受けましたところ1.7センチのやっぱり腫瘍があるって…。
その代わりその腹腔鏡っていうのはとても時間がかかるし…。 大変難しい手術だと。 でも私は難しいかもしれないし時間はかかるかもしれませんけれども体に負担がかからない腹腔鏡を選んで結局手術は12時間かかったんですけども。 12時間?でもね全身麻酔なので…。 あなたはいいけど先生が大変じゃない?先生も…先生たちとかチームもそれから待っていてくれたうちの主人もで主人が枕元に駆け寄ってくれて「なおはん頑張ったな」って。 まあ随分余裕のある方で12時間の手術の前に…。
主人とか帰ったあとにその病院食…前日の病院食がこれが私にとって人生最後の晩餐になるのかもしれないななんて思って。 あなたのうちのあれはどういうんでしょうね?ご主人もなんか結婚記念日の時手術したとか何とかって。 ああ5度目の結婚記念日が私の病室でした。 生がきときゅうりを出してあと缶焼酎プシュッと開けて「結婚記念日おめでとう」だって。
でも何でしょうね?こういうことが起こってみないと主人の本当の気持ちってわからないですね。 サウナに行くとあっ夫婦ゲンカしたんだなってサウナの人もわかっちゃうんで。 とてもこの『クリスマス・キャロル』って命の大事さと向き合うお話なんですね。 なのでその時の自分にはすごくひしひしと歌詞とか芝居が心に突き刺さって♪~「その幸せを」♪~「誰かのために生きるそれが夢さ」人知れず頑張ってる人とか乗り越えようとしてる人たちって自分だけじゃないので全然大変だとは…。