第68回福岡国際マラソン

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この番組のまとめ

ロンドンオリンピック、そして世界選手権、連続入賞という、まさに日本のエース、今週、一気に冬が進んだ福岡です。 きのうまでよりは少し暖かくなりましたが、ここで世界選手権の代表に近づけば、その世界選手権で8位入賞、日本人トップならリオ内定ですよね。 準備期間が出来ますからね、できれば世界選手権で決めたいという選手が多いでしょうね。 その中で今、映っています、オリンピック、世界選手権入賞の中本ですが、注目ですね。 世界選手権代表選考レース、リオオリンピックへの道!ことしも12月第1日曜日です。

ですから、ここで福岡、いい記録を残せば、有力候補に挙がる、そして世界選手権で8位入賞かつ日本人トップであれば、早くもリオオリンピックが内定するというレースです。 やはり準備期間がやっぱりある程度、必要ですからね、そのためには世界選手権で決めるというのが、一番選手にとってはいい形ですよね。

ことしは来年、中国・北京で行われる世界選手権の代表選考レースです。 その世界選手権で8位入賞かつ日本人トップになれば、2016年、リオデジャネイロオリンピックの代表に内定します。 世界選手権代表に名乗りを上げるのは、果たして?という、福岡のコースです。 ことしの福岡、日本選手にとっては世界選手権、さらにその先2年後のオリンピックへとつながる道です。

一つ、きょうのレースを占ううえで、日本選手にとってもこの人の動向が何よりも気になるところでした平和台陸上競技場をスタートした選手たちは、福岡市の東西を結ぶ明治通りを、およそ7キロ、まずは西へと進んでいます。 2人のペースメーカーが引っ張って、その後ろに国内一般参加、東京大学卒業、市民ランナーのナンバーカード64番の松本翔、さらにその横には27番の高田千春の姿もありますそれから藤原正和、中本健太郎、世界選手権去年、モスクワの舞台に立った2人もしっかりとこの集団に含まれています。

ですから、国内招待選手では、この22番のマサシ、それから2年前のチャンピオン、ナンバーカード21番のギタウが、福岡の優勝経験者でもあります出場選手のサイン入りタオルなどを15名様にプレゼントします。 去年の世界選手権代表ですが、藤原は一貫して、前め前めにいますね。 1年4か月ぶりのマラソンですがそこはどう見ればいいでしょうかもうオリンピック、世界選手権でいっぱい頑張りましたから、1年間ぐらいちょっと休んだほうがいいと思いますね。

本間さん!こちら、3番という番号札があるテーブルにあるのが中本選手、ナンバーカード23番の中本選手のボトルです。 各選手、モールなどで装飾をしまして、派手に作る選手が多いんですけれども、逆にすごくシンプルなこのオレンジ色のボトルが中本選手です。 家族の思いも背負ってのこの来年の世界選手権、さらには2年後のリオデジャネイロオリンピックへの挑戦です。

その中央大学の先輩に当たるのが去年の世界選手権を走りました、先ほどもご紹介しているナンバーカード24番の藤原正和にもなり今ちょっと前の選手たちが少し後ろを振り返ってましたね、気にしてましたね。 まずはその中で、何よりも注目、日本のエース、中本健太郎選手を改めて紹介しましょう。 日本男子マラソンのエース、中本健太郎。 ロンドンオリンピック6位、去年の世界選手権で5位と、ともに日本人トップで連続優勝。

栃木・作新学院から駒澤大学を経て、コニカミノルタに所属していますきょうは2号車の解説、藤田さんにとっては、駒澤大学の後輩でもありますけれども、この宇賀地、どういう選手ですか?そしてどういうふうに走り、見てますか?落ち着いて今、意外と速いんですけれども、選手がそれほどきつそうな顔をしていませんので、もしかしたら瀬古さんがおっしゃるように、少し追い風が吹いてるのかなというふうに感じます。

給水の中でこうしたアクシデントがあるので、中本あたりもかなり気にしてると言ってましたが、バラノフスキーですか?難しいですかね。 ナンバーカード3番、ウクライナのドミトロ・バラノフスキーが転倒です。 この福岡で自己ベストもマーク、すばらしい思い出がある最高に好きなレースでありましたと話していました、バラノフスキーがちょっと痛そうです。 ドミトロ・バラノフスキーです。 バラノフスキー、まさかのアクシデントが生じました。

ことしの福岡は来年の北京で行われる世界選手権の選考レースであり、2年後のリオデジャネイロオリンピックにつながっていく、最短ルートの最初のレースです。 中本がいてその後ろには国内招待選手ですが、モンゴル、三重のNTNに所属するセルオド・バトオチルの姿もあります。 モンゴルの川内選手ですよねモンゴルで長い間、1人でトレーニング、寒さの中でこの人の場合も、奥さんがいろんな練習メニューをノートに書きとめたり、タイムを取ったりして記録をやってきました。

ただその中で瀬古さん、どうなんでしょうか、マラソン経験者にとっては、こうしたレース展開ももちろん、今までさまざまあったかもしれませんが、宇賀地であり、宇賀地は3回目、さらに一般参加の70番、上野裕一郎は初マラソン、初マラソンの選手たちにとってはどういうふうに捉えたらいいですか?初マラソンですから、当然、不安は不安でしょうけど、もうここまできたら、そんなものはもうたぶん考えてないと思いますね。 その後ろに黄色のナンバーカードの招待選手たち、さらに白のナンバーカードの国内外の一般参加の選手たちです。

このまま進めば、ゴールのフィニッシュ予想は、2時間6分35秒ということになっていくわけですが、これは日本最高に20秒弱と迫るペース、それから2000年に藤田敦史さんがこの福岡でマークしました、当時、日本最高、今なお日本歴代2位の記録、2時間6分51秒を上回ろうかというようなペースです。 途中アップダウンということで2分50秒台前半というシーンもありましたけれども、どう見ますか?予定どおりね、60分を切っていないので、日本人選手も余裕を持って通過できたと思いますね。

ここまで藤田さん、本当に3分ペースを保ってます、楽しみな日本選手がいるんですが、瀬古さん、中間点目前にして、ちょっとマカウもそうですし、有力選手、ケニア勢が集団、少し離れてきてませんか?マサシも遅れてるんじゃないですかね?去年のチャンピオン、マサシそれから赤のランニングウエア、おととしのチャンピオン、ギタウ。 福岡の中心部を走る選手たちです中本健太郎、藤原正和といった、去年の世界選手権も走りました、日の丸も走った日本代表を狙う2人はしっかりとこの集団に含まれています。

3号車は現在、ナンバーカード122番のベンジャミンにつけています。 このベンジャミンが先頭からはもう50秒差、280メートル、差をつけられています。 大学時代には、日本大学で駅伝で大活躍したベンジャミンですが、去年の福岡は24キロ付近で棄権、ことしも20キロを過ぎて、大きく先頭から遅れ始めています。 122番のガンドゥ・ベンジャミンです。 この先頭集団にいるマサシ同様、高校を卒業して、この日本に来て力を磨いてきた選手たちです。

そして今、この藤田さん、さらに瀬古さんにお話を伺った間に、今度は先頭に出てきたのが、アスメロンと、それからモンゴルのナンバーカード25番、NTN所属のバトオチル、その後ろにナンバーカード29番、スズキ浜松アスリートクラブの伊藤太賀の3人が引っ張りだしましこうやっていろんな選手が前行ったり後ろ行ったり、助け合って、これからあと5キロ行くでしょうね。 エリトリアの34歳、2度のオリンピック、そして5度の世界選手権に出場している経験豊富な実力者でもあり2007年には大阪で行われた世界選手権で4位にも入りました。

そしてタイムもそうですし、選手たち、日本選手も瀬古さん、これだけいると、ちょっといろいろと気になること多くないですか?やはり日本人のね、動向が一番気になりますから。 これほどまでに多くの集団が筥崎宮前を通過していくことがあったんでしょうか。 2012年に先頭集団、14人が通過したということがありましたが、通過タイムが1時間21分30秒1時間21分30秒。

伊藤の横にいる白と黒のランニングウエアが、元世界記録保持者のマカウ。 その後ろに目を移すと、ここの白の上下のランニングウエア、藤原正和がいて、その横に中本健太郎がいます。 2号車は先頭集団の後方につけていますが、東京大学出身のエリートランナー、松本翔を捉えています。 東京大学出身の松本翔が力走。 3号車はその松本翔の後ろを走る上野裕一郎につけました。 日本勢ではこの上野の前に先ほどご紹介した松本翔がいて、そして先頭集団には9人。

中本の左後方に藤原がいて、世界選手権代表を狙っている選手たちにとっては、藤田さんからのおことば、心強くもあり、ただライバルでもありといったところです。

30キロを過ぎた所で、モンゴルのバトオチルが一つ仕掛けました。 徐々に折り返しも迫ってくる中で、先頭でこの折り返しを迎えるのは、モンゴルのバトオチルです。 30キロを過ぎた所から、先頭集団から一つ抜け出しましたそのバトオチルがまず、一つ、抜け出しかかって、折り返しに向かってきます。 そしてそのバトオチルを追いかける形で、パトリック・マカウの姿もある。 まずは先頭、モンゴルのバトオチルが今、折り返していきました。

バトオチルも一時、飛び出してからは、3分を切ろうかというペースになったんですがここでマカウが、マカウがここで一気に先頭に立ちました。 そして、折り返しの地点では、先頭バトオチルから、およそ10秒差だった第2集団ですけれども第2集団の先頭を引っ張るような形になっているのは、日本の中本でしょうか。 マカウとバトオチルと、そしてナンバーカード2番のエチオピアのアセファ。

余裕がありますか?一方で、宇賀地君の表情が少し硬くなってきたのが気になりますね。 そして瀬古さん、先頭集団の中でいいますと、この間にも今、バトオチルがまた、仕掛ける。 何度となく福岡の勝負どころ仕掛けどころになってきましたこのなじま橋でまたバトオチルが時計を見ました。 もう中本君と宇賀地君が離され始めましたよ。

藤原がペースを上げた分、先頭は、バトオチルに代わって今、マカウが立ったんですが、じわりじわりと迫ってきました。 このマカウ、それからバトオチル、アセファの後ろに、この白いランニングウエア、藤原正和の姿がしっかりと見えるようになりました。 この藤原がここでまず仕掛けていったこと、どう考えますか?もうこれは中本君も宇賀地君も行ったところで、ここでダメージを加えたんじゃないですかね。

引き離している藤原正和も真っ先に、日本で今、その中で1年4か月ぶりのマラソンになりました。 そしてその前には、藤原がいて、藤原と先頭集団の3人なんですがその3人と藤原の差がじわりじわりと少し迫ってきたような気がし先頭集団はバトオチルと、それからアセファとマカウ、3人が並んでいますが、ご覧のように、もう1つの画面で捉えられます。 先頭から藤原までが10秒、そしてということは藤原から中本までが27秒、その少し前に高田千春、あるいは宇賀地強といったところがいる状況になっています。

バトオチルの描くその世界選手権の入賞というのは日本の選手からすれば2年後のリオオリンピックを、内定をもらえる、その条件で同じような志を持ったこの一人のバトオチルがペースを上げていま中本なんですが、現在12位まで順位が落ちました。 そしてこの藤原正和にとっても去年、世界選手権の舞台、10年前日本学生最高、初マラソン、日本最高をマークしましたが、そのときはけが、直前のけがで、世界の舞台に立つことができませんでした。

さすがに元世界記録保持者ですからね。 2011年の9月、当時の世界記録保持者、ゲブレ・シラシエとの直接対決で勝って、世界記録を21秒、更新、2時間3分38秒をマークしました。 それでもロンドンオリンピックは4か月前の選考レース、途中棄権というのも響いて落選、世界記録保持者ではありますが、オリンピックの舞台に立つことはできませんでした。

藤原からは33秒差という、この5位グループということになりま引っ張っているのはゾストその後ろに高田千春がいて、そして旭化成の足立、その後ろ、エリトリアのアスメロン、そこから5メートル、6メートル差を広げられました。 もう前を行く日本人トップの藤原とは40秒以上差をつけられていことしいよいよ、当時中央大学4年生、2時間8分12秒。 そこに迫るタイムをもう一度出したい、10年たって自分はまだ強くなっているんだというのを表現したいと話していた藤原正和です。

その中で日本人トップで平和台目前まで迫ってきているのは、40キロ通過地点で藤原は前のバトオチル、それからアセファとは15秒という差でした。 とにかく最後まで走りきって初めての世界の舞台に立った喜びから来年の世界選手権、そして奥様にも誓ったご家族にも誓ったオリンピックに連れていきたい。 その思いで、さあいよいよ、平和台、選手たちは目前に迫ってきまこの藤原が懸命に追いかける前に2位集団のバトオチルとアセファそして先頭のパトリック・マカウがいます。

やはりもう一度、世界の舞台へ、そしてこれが世界選手権、オリンピック、最後のチャンスだというふうに語っています。 中本のまさかの失速もありましたが、まだ日本人選手、ほかには平和台には帰ってきていません。 元世界記録保持者、パトリック・マカウ。 藤原正和、日本人トップのゴールイン。 そして今、旭化成の足立、JR東日本、高田、そしてゾストとアスメロンの姿もありますが、足立がどうやら、川嶋さん日本人2位。 ですからこれ、日本人上位3位であれば、世界選手権の選考テーブルには乗るわけです。