報道ステーションSUNDAY

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この番組のまとめ

後藤健二さんをめぐるイスラム国の動きというのはここ2~3日動きが止まっていたかのようにみえたんですが今朝の日本時間の午前5時ごろに後藤健二さんを殺害したとする映像がインターネット上に投稿されました。 政府はインターネット上に後藤健二さんとみられる映像が公開されたことを受けて関係閣僚会議を開いたんですけれどもその会議に出席した中谷大臣によりますと出席した警察の担当者が映像は後藤さん本人である信憑性が高いとの分析を明らかにしたということなんですね。

更に先ほど岸田外務大臣は記者団に今回の事態を踏まえてすべての在外公館に在留日本人の安全確保に万全を期すよう指示をしたということです。 足立記者が中継で岸田外務大臣のコメントに触れていましたけどもう少し詳しくこちらでお伝えします。 あともう1つトルコに対策本部を置くのかヨルダンに置くのか政府内も意見分かれてたんですがそれについては1つはアブドラ国王が全力を挙げてサポートすると。

トルコは去年4月にフランス人ジャーナリストが解放された際にイスラム国側との交渉において重要な役割を果たしたとイスラム国はリシャウィ死刑囚との交換に応じなければ最初はヨルダン人パイロットを殺害すると言っていたんですが今回後藤さんを殺害するとみられる映像が入ってきた。

今回の出来事もそうですが後藤さんが殺害される前の日にヨルダンとの関係で密通者といわれる人物が殺害されていますのであの人も背教者という判子が押されていますのでイスラムでは死に値するということですので結構、早い時点でこの交渉の結果というのは見えてたのかもしれないです。

最後にイスラム国を弱体化させ最終的に壊滅させるためにアメリカは有志連合と人質とは決して交渉しないという姿勢を貫くアメリカなんですが今回のこのヨルダン、イスラム国そして日本という動きをどういうふうにみていたんでしょうか。 具体的にアメリカが日本にそしてヨルダンにどのように働きかけていたかというのはわかっていません。 イスラム国に拘束されている後藤健二さんを殺害したとみられる映像がインターネット上に公開されたのは今朝の5時ごろのことでした。 映像の信憑性について確認作業に入った日本政府。

更にイスラム国まとまった軍形式のものではなくてローンウルフといわれる一匹狼的なテロリストが世界に拡散している状況になりますからやはり2020年の東京五輪を控えながら日本が非軍事といっても違う受け止め方をされるんだというそのメッセージの食い違い。 星さんはどうご覧になっていますか?日本はご存じのとおり歴史的に中東に対しては悪いことはやっていませんからフランスとかイギリスが植民地支配やったりですね勝手に国境線を引いたりして中東の人たちに対して相当反発を受けているわけです。

ここ数日はトルコ治安当局の国境における警備、警戒が強化されていまして情報機関関係者の話としても後藤健二さんを解放保護するための作戦の準備がすでに始まっているんだという情報も我々にもたらされていました。 本当に何度も言うんですがうそであってほしいんですが現在、山谷委員長はよくご存じだと思うんですがイスラム国の中で日本のプレゼンスというものは手順というのがすごく大事だと思うんですがお金に色はついていませんのでそれが戦費になるとかイスラム国に対する内戦のまさに強化というふうに見えてしまう。

要求は身代金から人質解放の交渉の場にここからヨルダン政府がヨルダン政府は人質となったパイロットとの交換に応じるとしパイロットの生存を確認したいとしていた。 こちらは現地対策本部のあるアンマンですが午前3時と、先ほどお伝えしていただきましたが今でも日本大使館明かりが消えないままです。 ヨルダンですがヨルダンメディアもすべて速報で伝えていますがその中で政府筋の情報としてヨルダン政府は後藤さんの殺害映像をインターネットニュースなどで流すことをすべて禁止したということです。

しかしなんらかの問題支配している場所ですが建物の屋上に突然、複数のイスラム国の兵士とみられる集団が姿を現しましてこちらを双眼鏡で見ている様子を確認しました。 ちょうど、その2日前というと国境近くのイスラム国の占拠している場所の建物の屋上にイスラム国の兵士の姿が見えた日と重なると。 まさにその日はヨルダン人パイロットとサジダ・リシャウィ死刑囚との人質交換の期限とされていた29日ですね。

アメリカのオバマ大統領は後藤さんは勇敢にシリア国民の苦境を世界に伝えようと努めたとしました。 後藤さんもアメリカの声明にもありましたようにシリアの難民を救うための活動救うための報道に当たっていた方ですからそういう後藤さんを殺害するということはイスラム国もあまり後藤さんという人の功績業績を評価できていなかったんだと思うんですね。

そしてイスラム国が後藤さんとともに拘束し殺害したとする画像を公開した湯川遥菜さんの父親が先ほど千葉市の自宅で取材に応じました。 去年10月24日にガイドのアラディン氏としかし、政府関係者によるとこの3人目のガイドの男が実はイスラム国の戦闘員で後藤さんを拘束したという。 イスラム国が拘束しているヨルダン軍パイロット解放の行方はヨルダンとイスラム国との交渉にゆだねられる形となった。 このときは湯川遥菜さんと後藤健二さんが砂漠のような場所に座らされているような状況でした。

これはイスラム国に捕らえられているヨルダンのパイロットとみられる男性の写真を後藤さんが手に持っていた。 しかし、これはイスラム国が世界に公表するように要求したものであるということもこのメッセージの中からくみ取れました。 これがついているとイスラム国の正式メッセージとされてきたんですがこのロゴがこの回の映像にも載っていたということなんですね。 恐らく一番最初に出したものは要するにシャルリー・エブドの事件もあっていわゆる国際社会がアンチイスラムテロで考えたと思うんですね。

死刑囚を本当に釈放していいのかどうかということでそれからパイロットをめぐるデモが頻発していたりしますのでそこの部分はヨルダンのほうは決めきれないところがあって先ほど話が出た後藤さんを一旦解放する動きがもしあったとしてもそれはちょっとまた戻ったのは死刑囚をそう簡単には釈放できませんよと。

ただ今回見ていますとそういう交渉の内的な要因でそういうふうにやり取りしているところとは別にイスラム国自身が置かれている環境がどんどん奪還されてしまうというような状況になっていたりあとは、今後の予定といったら変ですけど軍事的な行動とすればやはりイラクのモスルに対する解放というものが強く打ち出されていく。 その辺りのイスラム国の変質というか弱体化も含めて内藤さんも感じられてますか?確かに今、軍事作戦的にはコバニを落としたりですねバクダッドの郊外のほうでも軍事作戦負けている。

アフリカ西部のシエラレオネを取材。 その後も後藤さんは紛争地を取材。 更に中央アフリカの取材でもイスラム系グループに襲われた住民の声を伝えている。 去年10月イスラム国が支配するシリア北東部に向かった後藤健二さん。 VTRの中でシエラレオネに取材に行っている部分がその取材のあとに後藤さん2005年の7月にこんな本を出されているんです。

現在、ご覧いただいているのが総理官邸の会見室なんですけれども記者団も今、菅官房長官の会見いつ始まるか待ち構えている状況です。 安倍総理大臣なんですけれども現在総理官邸の隣の総理公邸のほうに戻っています。 6時40分ごろに記者団の前に現れてコメントしたんですけれどもその際、安倍総理苦渋とテロリストへの怒りというものが入り混じったような、かなり険しい表情をしているのが印象的でした。 中山副大臣ですがこれまでの会見では必ず後藤さんの生還を信じて一生懸命取り組んでいくと説明をしてきました。