さて今日も艶やかなお客様でいらっしゃいますけども今日のお客様はなんか喉にポリープがおできになって去年手術をなすったんですけど今日どういうお声でお話しになるのか楽しみでございます。 有馬稲子さん今日のお客様です。 偶然なんですけどあなたが結婚してらした萬屋錦之介さんの今日はご命日で。 さて有馬稲子さんは大スターでいらしたんですけど今ケア付きマンションにお入りになって8年でいらっしゃるんですって?そうですねはい。
山中先生。 52歳でいらっしゃる?」「52歳です」「52歳の大人でこんな清潔な顔をしてらっしゃる方少ないなと思って私拝見してたんですけど」「ありがとうございます」「それはやっぱり「そうでいらっしゃるんですか」でマラソンありました。 私ね先生ここにお出になって今日は出てどうとかっていうお手紙をいただいたんですぐね「マラソン応援に行きます」って私お返事をしたんですよ。 フィニッシュのとこでまた待ってたらね随分…。 これフィニッシュです。 フィニッシュですね。 手上げてらっしゃるからフィニッシュですね。
「京都は…私青春時代全部京都でしょ」「ああそうですね」「どうしてもねこう…」「遊ぶところなんですねあそこは」「食べ物もおいしい」「食べ物は?召し上がるものはどうなんですか?」「お酒は?」「酒があればいいですよ」「私も随分お茶屋遊びもしましたしね色々しましたけども」「うちの母なんかやっぱり役者は遊ばなきゃいけないというふうによく母なんか言いますけども」「錦之介はちょっと遊び過ぎだってねよく言われましたけどもね」「何ていうんですかね?やっぱりそういう余裕っていうのかな?気持ちの余裕」「それからそういう遊びの艶
チャンバラがうまいとかそういうことばっかりでね本当に芝居が…。 私が行った時はまだお家が立っててそして私たちが使ってたバスケットボールがねそのままね転がってたんです。 その懐かしいバスケットボールを見たらねもう涙がバーッと出ましたけどね。 『宮本武蔵』で佐々木小次郎をやってらしたからいらしてて。 「いらっしゃい」とかね何とか言いましたけどねいつも一生懸命磨いてらっしゃるからね。 あなた本当にその時は主婦業に専念で皆さんのもうなんか色んなこと…。 もう主婦業に専念したからくたびれちゃったんですよ。
ですから松葉杖突いていきました。 もう本当にこれからの人だったから残念でしたね。 でも私有馬稲子さんって私がちょうど拝見した頃もう大スターでいらしてね映画の主役もずっといつもあなたやってらしたんだけど。 そういう方がだんだん色んなことがあってそれでお一人になってそれでもの全部整理してお友達がゴンッと押してくれましたから。 本当に整理なさって。 フジコ・ヘミングさんってピアノの方。 あの方は大体1時間歩くってねピアノの前に。 あなたは今色んなことがあるんですけど山中先生もだけど良寛さま。
「良寛さまは無類の子供好きで托鉢に出かける時いつもたもとに手毬とおはじきを用意して子供らを見つけるとすぐ仲間に入って一日中でも遊び暮らしたといわれています」暮れないでいてくれたらいいなっていう歌ですねこれ」「しかし今の日本ではこんな光景は見られなくなりました。