その深山っていうのは実はホワイトタイガーのＯＢだ。 警視庁も一昨年から彼らを準暴力団と位置づけておまけに暴力団以上に凶暴ときてるからな。 そもそもダークナイトという言葉が生まれたのは２件目の闇金業者のボスが襲われた時ですから確か犯行は１２月の１日でしたかね？みたいですね。 そして翌年平成２６年の５月１２日ダークナイトは３件目の犯行に及びました。
やんちゃって享よく言うけどどの程度やんちゃしてたの？俺はほどほどだったけど梶祐一郎は筋金入りのやんちゃ坊主だったなあ。 ところがな運のない人間というのはうまく転がり始めたと思った矢先予想外の出来事でつまずき全て台無しになってしまう。 あっそういえばまた出ましたねダークナイト。 暇つぶしにネットざんまいなんですけどまた久々にダークナイトが出現したってなんか話題になってたんで。 まあ相変わらず賛否両論渦巻いてるようですけど。 享も一緒に？ん？ダークナイト捕まえる？う～ん…。
犯行そのものを見たわけではありませんが状況からいってダークナイトが無関係だとは思えませんね。 目撃者が見たのは本当にダークナイトですか？これまでダークナイトが残していった数少ない手掛かりがこの写真ですね。 これまでの５件のダークナイトのターゲットは皆暴力的な連中。 だからこそダークナイトの振る舞いに嫌悪感を感じる人間も少なく７対３で賛同派が多かった。 ついてはだここでダークナイト事件に決着をつけなければ我々警察に対する世間の非難も凄まじい事になるだろう。
ダークナイトが目撃された訳ですよ。 今回なぜダークナイトがわざわざ目撃者を作るようなまねをしたのか実は引っ掛かっていましてね。 相手が死んでしまったとなるとこれがダークナイトの犯行だと証言するものがいなくなってしまいますからねぇ。 少なくともこれまでダークナイトが意図的に目撃されるようなまねはした事がないはずです。 あっ！ダークナイト早期検挙にあたってのお前たちの働きについてはそれなりに評価しよう。
でお二人が検挙なさった種村和真の身長が１７１．５センチ。 誤差も考慮に入れますとこの画像のダークナイトが種村和真とは別人であるとただちに断定は出来ません。 ダークナイトであるという事は認めてるわけだな？過去の犯行についても日時場所その他供述は正確です。 いかがいたしましょう？僕と一緒？ダークナイトの過去の犯行については杉下さんだって正確に覚えていたでしょ。 その上厄介なのは種村和真本人がそれを望んでいる。
まあ心配しなくてもダークナイトか否かは送検後の追加捜査で確認出来るよ。 新聞にでかでかとダークナイトと出てしまった以上世間も含めて彼がダークナイトであるという既成事実が出来てしまう。 ダークナイトは自分であると供述しており警察は過去の犯罪についても慎重に調べを進めています」「このため過去２年間に起こった連続傷害事件が…」だってこれ以上追いかけられないでしょ。 逃走中の心理状態ならばエレベーターを待ちきれずに廊下の先にあった階段を使って逃げてもなんの不思議もありません。
「次のニュースです」「検察官の取り調べの直後東京地検城北支部から逃走した種村容疑者は逃走直後の姿が大崎線江原駅の防犯カメラに…」ううっ…！開けます！下ろします！お願いします。 ダークナイトにやられたって聞いたけど？どうだろう？要するに君は模倣犯だった。 結局のところ本物のダークナイトを捕まえない限り今回の件は決着がつきそうにありませんねぇ。 疑うなら僕と接するあらゆる人間を疑いなさいと助言してるんだよ！例えば僕を検察に連れて行った留置管理課の警察官。
泣き寝入りしろってのかよ…？しかもそのドラッグは当時脱法ドラッグと言われていた取り締まり対象外の薬物でしたから担当刑事も最初からさじを投げた状態だったそうです。 要するに杉下さんは浜中を襲った暴漢こそがダークナイト言うなればダークナイトの前身だった。 そうおっしゃってるんですか？ダークナイトの最初の標的はなぜ加藤実だったのでしょう？と言うと？世間には様々な種類の悪党がいます。 その中でダークナイトは加藤実を選んだ。
自称ダークナイト種村和真が逃走後潜伏先の上野のホテルで襲われた夜その時刻あなたはどちらにいらっしゃいました？よくここが。 種村を襲ったのはダークナイトでしょ？いえ種村を襲ったのもまた模倣犯。 つまりどういう事でしょう？本物のダークナイトは種村が模倣犯である事を証明するために偽者のダークナイトを送り込んだ。 種村襲撃に代理を仕立てたのはなぜですか？犯行時に杉下さんと一緒にいるのが一番安全でしょアリバイ的には。
ええあの時点ではまだ種村逃走を知っていたのは警察内部のごく限られた人間だけです。 まさか俺たちを担ごうってんじゃねえだろうな？自称ダークナイト種村和真を襲った犯人です。 現役警察官の不祥事を監察官が調べるのに異存はあるまい？ええもちろん。 監察官による内部調査案件は処分が決定されるまで公表されません。 また処分決定後の公表についても氏名等は伏せて行われるのが慣行となっています。 しかしただちに逮捕するのに比べると内部調査であれば随分時間が稼げます。
どうにも太刀打ち出来ない君への嫉妬焦りがあいつをダークナイトへ追いやった。 けれど法を犯しつつも一方では世間から喝采を浴び警視庁の捜査の手を逃れ続けているダークナイトになる事によって目の前の越えられない巨大な山のごとき杉下右京を出し抜いた気分になっていた。 下についた者はことごとく警視庁を去り多くの警察官が君の犠牲になったと聞いている。 警察官としての自信をなくして自ら警視庁を去る事をね。 馬鹿野郎だなあいつ。 確かに馬鹿野郎だ。 馬鹿野郎か。 馬鹿野郎ですな。