そう思って今度はお母さんが子供に向かって語りかける詩を書こうじゃないかっていうことで『金色の翼』を宇野亞喜良さんと…絵で。 宇野亞喜良さんのまた絵がすごくいいんですよね。 それで次には今度絵じゃなくて言葉だけで詩集を出そうということで『平和の申し子たちへ』っていうのをね…。 あれ一人一人の女優さんに全部なかにしさんが直接お電話なさって交渉なさったんですって?そうですよ。
12人の女優集めてああいうふうに歌ってらしてうまくいくとお思いになりました?僕はねみんな…女優さんたちの集中力とねそれからその今まで積んできた舞台やねテレビ映画で積み上げてきた言葉を理解する能力とかねそういうものをすごく僕は信頼してたの。 ほとんど私初レコーディング。 高島礼子さんから平淑恵常盤貴子とかね。 佐久間良子さんってみんな初レコーディングなんですよ。 『石狩挽歌』。 「『石狩挽歌』は私よ」って泉ピン子さんが仰ったという。
佐久間良子さんは珍しい歌を…。 佐久間さんはねやっぱり…ヒットソングはもう歌えないと。 だからシャンソンかなんかで語ってね見てらしたと思いますけど。 歌はもう本当…芝居だけじゃなくて歌も天才的なんだけど。 『人形の家』はもう本当に大竹しのぶの歌にしちゃったっていう感じ。 シャンソンの訳詞時代に訳詞していて芦野宏さんに歌っててもらったの。 でもあれね…歌う時に本当にね熱い国とか寒い国の子供たち…。 そこ本当に気持ちを入れるとねもう本当にズルッとね涙が出そうになっちゃうから…。
あんな若い時にお作りになった今私がこれから歌う歌の歌詞も現在の『平和の申し子たちへ』の本も…詩も60年あるわけですからね。 じゃあちょっと本当…。 本当恥ずかしい。 それから学校でも本当にみんなね子供たちがこれ歌ってくれるとね。 本当に?あっそうですか。 それが1位になってるの本当にうれしいですよね。 本当です。 本当に色んなこと…。 本当本当。 それがこういう結果になって本当にありがとうございます。