お父様のお顔を見てどなたかおわかりだと思いますけどこのお嬢様が今日のお客様です。 とても今日奇麗な藤のお着物でおいでくださいました。 でもお父様とは共演はなすってるんですよね?ちっちゃい時に3回ぐらいとそして大人になりましてから…えーと…舞台はそうですね日数的に合計しましたらちょうどこれも2週間ぐらいやったと思いますけども。 七十何年前の話ですけどいまだに「よいやさ」が間に合わへん間に合わへんってお思いになってなくて…なったんですか?それは。
じゃあそういうのっていうのは本当に胸に残る言葉でしょうね。 ただ単に体が…?」「体が柔らかい上に借金の時に謝って歩いたんで癖ついたんだと思います」「“この足引っ張ったら泣くねやで”とかいう感じで」「でも中には歳いったおばあちゃんが私のほうを向いて手合わせて向こう行く人いる…」「“いや私藤山寛美じゃないんですけど”」「“あんた死んで何年になんの?”って言われる…」「ハハハ…。 この時本当に私笑わせていただきましたね。 でも本当にお変わりになりませんね。 いや本当に。 本当あなただって変わらない…。
この間の菊田一夫先生のね賞をお取りになった時見てたらなんかとてもきちっとしていらしたからああきちっとしていらっしゃる方なんだなと思ったんですけどそうでした?そうですね。 割と…ハンカチ1枚畳むのでも割と気にするほうですね。 「ハンカチのアイロンが一番難しい」って言うの。 だからうちのお母さんがいつも「ハンカチのアイロンが一番難しいんやで」って言うのはやっぱり…。
テレビで森光子さんが『おもろい女』っていうのをおやりになった時になんかあなた小さい子役で出ていらしたんですって?そうです。 うちの父親が玉松一郎さんの役で森光子さんがワカナさんの役で。 でそのあとまあ舞台で森光子さんがミス・ワカナをなさいまして『おもろい女』っていうのを28年間で463公演なすったんですってね。 森光子さんがおやりになったところの『おもろい女』の映像がちょっとありますのでちょっと皆様にも見ていただきます。