神田生まれの江戸っ子で俳優座養成所の第1期生ということで88歳におなりなんですって現役の女優さんで。 野村昭子さんのちょっと経歴を簡単に私説明させていただきます。 実家が医療機器器具を卸していらしてる裕福なお家でお育ちになりました。 東京の薬科専門学校の女子部をご卒業。 俳優座の養成所に入り1期生として森塚敏さんこの方山岡久乃さんの旦那さんだった方ですけど。 なんか家政婦会のちょっとね会長さんっていう感じがしてましてニコニコしていらして。 2回目ですけどまたこの時も紺のお洋服だねなんかね。
だからお仕事を頼む人はいきなり電話すると家政婦会の人みたいに本人が出てきちゃう…。 可愛いですよこれ。 でも可愛い犬ですね。 これなんていうんですか?あら可愛い。 見た時写真可愛いけど。 よく診てくださる動物病院の院長先生がね「動物を飼うということはその子を最期みとるということにこちらの義務があるんだから」って言われてああそうだと思って。 そう?可愛い。 それ可愛いですよね。 でも「今日お母さん仕事行きますよ」「夕方までには帰ります」って言ったら「ほう…」っていう感じなの?目見て。
だからそこのお父様…叔父様おば様なんだけどそこはお父様お母様とお呼びになって本当のお父様お母様をお父様お母様とお呼びになったことはなかった?ええ。 そこが寂しかったでしょ?女学校行っても「おいとこさんですね」って先生に言われたから。 これが東京薬学専門学校女子部にいらして…。 そしたら薬専だからここに…「青酸カリ先生ください」って言うと…ここに何とかA組って…いわゆる血液を書いてそして「野村昭子」って書いてるのを縫い付けてあるじゃないですか。
先生が「諸君いい時代が来た」って仰ったんですね。 その行くまでにドラム缶で重要書類をこう官庁でボボボ…って。 それにほら戦争中の子供はそういうふうに育ってましたからね。 神田川をこうね…神田川のあれをね。 南こうせつさんの『神田川』?あれをね聴くとね「貴方はもう忘れたかしら」って出るとね私は忘れてないって…。