16歳年下の俳優さんでいらしてこの時旦那様40歳だったそうでございますが随分釣り合いが取れてるように見えて羨ましい限りでございます。 女優の長山藍子さん今日のお客様です。 武正忠明さんって仰るんですか?俳優座の俳優さんです。 俳優座の俳優さんなんですね。 武正忠明さんって仰るんですけど。 俳優座…。 俳優座ですから。 その藍っていう藍色の藍をお取りになって藍子さんっていう名前になさったっていうふうなので相当…何ですかね広々としたところでお生まれお育ちになったって。
婦女子は北朝鮮に残ったまんまで。 皆さんあちこちに住んで私は北朝鮮の市役所の2階にお母様たちとそれから子供たちで2階にいたんですね市役所の。 なんか日本の兵隊さんがトラックの中からこう…お米とか入ってる袋あるでしょ麻の大きい。 それでズルズルズルッて開けながらトラックに載せる兵隊さんたち…。 市役所の下のお兄さんたちがすごく優しくて。 まあ北朝鮮ですけどね。 『アリラン』っていう歌を私を市役所の机の上にポンッと座らせて…。 ♪~「アリランアリラン」って教えてくれたんです。 それ北朝鮮の言葉で?そうです。
新聞社を…まあ戦後の新聞社を立ち上げようとしてるみたいな…作業をしてたんですけど迎えに来てくれてだっこしてくれて…。 こうやって学校行き帰りもチュチュッてねその花咲く時。 でもあれですよねしばらくしてお母様がマラリアになったんですって?そうなんですね。 寒いの?マラリアってすごい熱が出て寒いんですってね。 布団の上にこういうふうに母が起き上がって…「ああこれで私の戦争がやっと終わったのね」ってつぶやいた言葉が幼心に耳に残って。
これからっていう…」「それで母がね50で死んだんです」「まあそう…」「ですからねなんかね…」「両方ともがんなんですけど」「だからなんかね45から50までちゃんと生きられたらそこからなんかね私が本当にねもらった命っていうかねそういう気がちょっとずっと潜在的にしてたんですね」「なんだかわかんないけど」「だからなんかすごいこう…淡々と生きてきたっていうのも変なんですけど…無計画に」「とにかく45まで生きたらすごくいいなとか」「この5年間乗り切ると急に50からすごく私自身のねなんか…私だけのねなんか歳っていう感じ
そこら辺っていくつだったのかな結婚したの。 そうなの?じゃあ50過ぎて結婚してるのね。 あなたが色んなものに出ていらっしゃるのを拝見すると結婚することはないだろうなっていうような人にちょっと見えてたんでね。 でも実際問題としてはご結婚していらっしゃらなかったでしょ?それまで。 そういうことがありましたですが私結婚はちょっとできなかったんですけど。 あなた様は結婚なすってしかもお父様の歳を超えお母様の歳を超え。 あんまり考えてなかったけど結婚はね…。 だって結婚式の時だってそういうふうに見えてないですもの。