池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル

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この番組のまとめ

民主主義や独裁など国のあり方はいろいろあるがお金儲けし放題だけど格差がひどくていいのか?さあ国会の安保関連法案の審議をめぐってはですねさあこれは一体…という事を考えるそんなシーンが多々あったのではないでしょうか。 そこでですね今回はそもそも民主主義ってなんだろう?あるいはなんとか主義っていいますと社会主義とか資本主義とかいろいろありますよね。 もしあなたがそんな国に生まれたらどうしますか?イギリスの雑誌『エコノミスト』の調査部門が発表している民主主義指数ランキングによると…。

典型的な社会主義国といわれるのがキューバ。 国民全員に最低限の暮らしを保障しているので日本人にはうらやましい政策がたくさんある。 社会主義の中国では土地はみんなのもの。 1960年代から70年代にかけてなんですけど国民の思想を社会主義的な思想に改造する。 そのためには特に中国は儒教思想があったんですがこれを徹底的に破壊しなければいけない。 過去にはこんな驚きの社会主義国があった。 70年代カンボジアのポル・ポト首相は理想の国家を作るため世界でも類のない異常な政策を次々実行。

社会主義時代のアルバニアではそのなんとネズミ講に投資してしまったのだ。 こちらはアメリカではブルドッグさえお金と権力を握って議員にまでなれると皮肉ったもの。 例えば選挙人名簿に登録する時性別を選ぶがその選択肢は3つ。 「交通安全のために自動車の制限速度を30キロに」これらは全て否決されましたがこんな細かい事まで国民が決めているんです。 民主主義の象徴アメリカではこんな事まで多数決で決まっていた。 このように貧富の差が問題になるのは国民が自由な経済を行う資本主義国の特徴の1つでもある。

ひと口に民主主義や資本主義独裁や社会主義といってもいろんなやり方がありますよね。 民主主義指数ランキングや各国の税率使い道経済状況などをもとにでは民主主義の主役はずばり誰?小籔さん。 皆さん正解したと思いますがでは「民主主義って何?」と聞かれたらちゃんと答えられますか?続いてはなじみがないかも。 イギリス『エコノミスト』の調査部門によると独裁とされているのがお隣の国…。 日本も取り入れている経済体制現在世界にいくつあるでしょう?岡江さん。 そもそも民主主義とは…。

じゃあその反対の社会主義って何?自由な経済活動は出来ない。 基本的にはですね社会主義の理想の形が共産主義と考えていただければいいと思うんですね。 どういう事かといいますと社会主義になるとみんなが一緒に仲よく働くようになり生産性が上がるとどんどんみんな豊かになる。 資本主義か社会主義か民主主義か独裁かのこの中でどの辺に位置するのかというのをいかがでしょうか。 社会主義的な平等があるためこの位置に。

そして最後の社会主義国ともいわれるキューバは…。 いわゆるだから民主主義か独裁かといえばこの独裁の側になるんですけれども経済でいうともう限りなく資本主義。 なのに中国はどうやって世界第2位の経済大国になるほど発展したのか?今の中国のあの経済活動見ててどうです?あれ社会主義のっていうイメージないでしょ?でもこれ不思議ですよね。 資本主義経済でやりましょうっていう前に「社会主義」が付いてるんですね。 社会主義っていう事は経済を国家が管理するって事ですよね。

中国共産党というのはですね中国の憲法より上にあるんですね。 えー!憲法に中華人民共和国は中国共産党の指導に従うって書いてあるんですよ。 つまり代々続いている独裁国家。 こう見ると資源が豊富にあれば独裁国家も悪くないって思いませんか?でもこの枠には資源はほとんどないが独裁的だからこそ成功したといわれるアジアの国が。 独裁にする代わりに税金を下げ多くの工業団地を作り海外からの投資もバンバン受けて強引に製造業を発展させてきた。

今の独裁体制は不満だから倒したけど誰かやってくれるよねって思ってたらまた軍事独裁政権に戻ってしまったっていう事なんですね。 独裁政権を倒せばすぐに民主主義になるとは限らない。 続いては民主主義で社会主義の国。 スウェーデンノルウェーデンマークフィンランド。 社会保障の負担率を日本と比べてみると…。 一方ノルウェーでは育児休業を取ると働いていた時と同じ給料がおよそ10カ月100パーセント保障されます。

イギリス『エコノミスト』の調査部門が発表している民主主義指数ランキングを見てみると…。 ではこの民主主義指数ランキングで日本は何位だと思いますか?だって…。 これはあくまでイギリスのシンクタンクが独自にこういうランキングを作ってるわけですからそれはあんまり下の方ではよくないですけど何もこれが上にいけばそれでいいとは必ずしも言えないですけれどもでも上の方見てるとなんとなく住みやすそうだなっていう国が並んでるって事は事実ですよね。

フランス革命がきっかけで爆発的に増えたものがあった。 こうしてフランスにレストランが次第次第に増えていくようになった。 ですから今度フランス料理のレストラン行ったらですね民主主義とこのレストランはフランス革命だったんだと思い出していただければと。 資本主義や社会主義は人々のどんな気持ちから生まれたのか?先に生まれたのは資本主義。 王様!王様が商売を規制していたのですが市民革命が起こり自由に商売が出来るように。 じゃあみんな平等な社会を作ればいいというのが社会主義。

民主主義でいうとアメリカと日本はどっちが民主主義の国かっていうといろんな…諸説ありますから。 社会主義とか共産主義って考え方が絶対うまくいかない事は歴史が証明したわけですから。 そしたら民主主義でかつ資本主義と社会主義の中間辺りからその辺をうろうろするのが人間の知恵じゃないですか?薄い水色と薄い黄色の辺りって事ですか?あそこら辺チョロチョロチョロチョロしてる…。 何事も素早く決められますでしょ?ましてここによい指導者が独裁者でいれば資本主義。

民主主義のパラドックスって言い方をするんですが。 民主主義でやれば必ずいいかというとそれが独裁を生む事もあり得るという事なんですね。 我が国日本の民主主義でも最近こんな点が指摘されています。 こうなった場合A党から6人B党から4人が選ばれ多数決になったらA党の意見が通る事になります。 多数決なら民主主義。 多数決で全部決めていいかっていうと民意とはかけ離れた多数決があり得る。 でも全部多数決で決まるんだったらそもそも国会で審議する必要なくなっちゃいますよね。