徹子の部屋 瀬戸内寂聴

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この番組のまとめ

骨折とがんを患い半年以上ベッドに横になりながら痛みと闘いました。 だって大体からしてまず圧迫骨折?そうそうそう。 それで圧迫骨折で…。 でもその時に私が…ずっと寝ててぼけちゃったりしないかと人が思うかもしれないけど「般若心経を指でずっとねおなかに書いてたんで私は大丈夫」と仰ったんで私ももしそういうふうになったら般若心経を覚えて書こうと思ったぐらいで。 今度の時は本当に脊椎の圧迫骨折。

じゃあ全身麻酔?ええ全身麻酔。 でもね平野啓一郎さんね小説家の。 一度お会いしているんですけどねそのマツコさんがやっぱり病気になって全身麻酔なすったんですって。 だから私もそんな夢だったらね見たいからね全身麻酔も悪くないなと思ってたんですよ。 それで「全身麻酔」って言うから「ああやってください」ってどんな夢を見るかなと思って。 でもそれにしても90…もう3歳におなりのところですから93歳で脊椎の圧迫骨折でその時セメントを入れたって仰いましたよね?この前の時…。

やっぱりもう…病院にね「痛くてたまらない」ってね言ったらすぐね15分も経たないうちに救急車が来てそれに乗っけられてその病院に行ったんですよね。 ちょっとこれお食事してらっしゃるところですけどこれは病院ですか?胸のところにこうなんかくっついてるものを押さえて?そうそうそうそう。 なんか「皮膚の神経痛」って言われましたけどねお医者さんもよくわからないらしいの。 それでもう駄目な病院で駄目な医者だなと思ってたんですよ。

ちょっとこのお写真なんですけどこれ左?左が?これね私のパンツもねそれから上のねシャツもねみんなね彼女がねプレゼントしてくれて。 でも東京女子大にいらっしゃったんですよね?はい。 大体写真ってごちゃごちゃ人がいっぱいいて「これが私たちです」って探すのが大変なのが多いのにこんないい写真撮って…。 この工藤さんという方はひどく…ひどくっていうのは大変にご親切でさっきから仰ってたけど何でもわかってくれるって言うけど夫も娘も東京に残して駆け落ちみたいになって京都にいらした時も京都の駅まで迎えに来てくれたっていう…。

それでもう…もうお金も何もないから工藤さんの下宿に転がり込んでそれで居候してそれから弟さんの世話で大翠書院っていうところへね小さな出版社へ入ってそれで生き延びたんです。 それでねもう着るものないから下着からね靴から洋服から全部工藤さんに借りてねそれで勤めてた。 そして「一本気で裏表がなくて人のために一生懸命になる姿は10代の時と同じです」ってそしたらね姉妹がなくて姉妹部屋がね空いたことがあったんです。