映画「男はつらいよ 柴又慕情」

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この番組のまとめ

戦後70年長崎を舞台に山田洋次監督が贈る吉永小百合主演映画『母と暮せば』お前はもうこの世の人じゃなかやろ?どこかで僕は運命のようなものを感じたっていうか。 その公開を記念しこの時間は吉永小百合が初めて山田作品に登場した『男はつらいよ柴又慕情』を放送しますここで山田洋次監督に当時の様子を語っていただきましたなんたってあの頃もう本当に吉永小百合といえばスター中のスターだったよねもう…。 大船撮影所中全体がなんとなく興奮してた。 そんな山田洋次監督と吉永小百合にとって♪~あっ…。

でももし来年帰ってきて自分の巣がなかったら可哀想でしょうに。 あれは2階のな部屋を貸そうと思ってな。 不便な部屋だからねいくらも取れないだろうけど。 寅怒るかな?だってもうお前の部屋はないよって大変だよ!寅さんだよ!えっ!どこに?ああっ…!俺がねゴルフの練習してるとこへ来ちゃってさ見付かっちゃったんだよ。 何度も言うようだけどねさくらさん俺はねゴルフなんか柄でない事はね知ってるんだよ。 でもね仕事の関係上ね仕方なくやってるんだよ。 中小企業の経営者のつらさをさ。

あっ風呂なくてもいいよ。 俺銭湯大好きだからね。 「ひとっ風呂浴びてらっしゃいな」。 タオル洗面器シャボン。 やがて俺は風呂へ行く帰ってくる晩飯になる。 そうねおつまみに刺し身1皿煮しめにお吸い物卵焼きなんかちょっと付いてもいいしおひたしなんかもあったらいいな。 昼間の疲れでついウトウトとなる。 近頃は部屋1つ探すにもね本当にくたびれちゃうんですよ。 不動産屋さんがねお客さんを連れてきてくれるんだって。 お客って部屋を借りる人ですか?うん。 他に寝る部屋がないわけじゃないんだし。

さくら銭なんか取りにいく事ねえ!こんなやつにもったいねえ!何を言ってんだい!てめえなんかにくれるぐれえならドブに捨てた方がいいや!お兄ちゃんよしなさいよ!この野郎!お兄ちゃんやめなさいったら!お義兄さん!元はと言やあそっちが悪いんだぞ。 この際物入りが続くから大飯食らいの俺の部屋をそのままにしておくよりはちゃんとした人にお部屋をお貸しして月々家賃をいただいた方が得策でしょうって。 当たり前だよ!俺は部屋貸した事で文句言ってるんじゃねえんだよ。

奥様お嬢様へのお土産に金沢名産のめのうはいかがでしょうか?角は一流デパート白木屋黒木屋さんで紅白粉付けたお姉ちゃんにくださいちょうだいでいただきますと1000や2000は下らない品物ですが今日は普段お世話になっております観光客の皆様へ金沢地元民が特別サービスとして破格のお値段でお願いします。

そして去年北海道に行ってそして今年は北陸を旅して。 ねえその3回の旅行のうちでさどの旅行が一番楽しかった?そうねやっぱり一昨年かしら。 多摩川の遊園地に父と母に連れられてって飛行機乗ったりメリーゴーラウンド乗ったりした事があったのよ。 どうって事ない家族旅行だったけど♪~「幸せなら手をたたこう」はいはい!♪~「幸せなら態度でしめそうよ」♪~「ほらみんなでキスしよう」もんもん!うわー!気持ち悪い…!あのねお客さん。 俺の部屋へ来てよ兄貴悔しいよってお前おいおいおいおい泣いてたろ涙出して。

あのおじ様もお元気で。 あっすみません記念に写真を1枚…。 はい笑って!バター…!あれ俺バターって言った?間違えちゃった…。 間違えちゃったよ。 そ…そうかい?これお礼というほどのものじゃないんだけども記念に受け取ってちょうだい。 東京に帰ったらまた一生懸命働いて父ちゃん母ちゃん安心させるんだぜ。 本当。 本当だ。 それは何かの見間違いじゃないか…?ちょっとあなた聞いてみたら?そうね。 そう言われてみりゃ昔見覚えがあるような…。 あのちょっとお伺いしますがビックリなさっちゃいけませんよ。

歌子さんって引っ込み思案だからね。 それにね家庭的にちょっと不幸があったりしてね。 自動車事故か?いやそういうのじゃないの。 こっちがひいちゃったんだろ?いや違うんだってねお父さんがね小説家でね…。 小説家のお父さんが自動車事故か?違う…。 大体小説なんか書くような人間っていうのはね我々と比べると一風変わった人が多いんだよな。 社長のとこにいたらお前…貧乏職工の嫁に出来るか本当に。 あっ1丁目の小唄のお師匠さん…。 じゃあ2丁目の風呂屋のせがれ…。

御利益があるんだから帝釈様は。 寅さん?私よ歌子です。 ああ…歌子ちゃん!来たの?ああ…!こんにちは寅さん!懐かしいわ。 えっ?あの連中はみんな元気ですか?あの連中ってあのみどりさんやマリちゃんの事?そうそうそんなような名前。 大丈夫?ええ大丈夫です。 さくら!今来たのかお前!歌子さん来てたんだぞ。 おじさん団子ある?団子なんかないよ。 団子屋じゃねえかよ。 このトマトもね今朝とれたのよ裏の畑で。 これはおいちゃんの手作りのお団子。 結局貧乏暮らしの地が出ちゃうのね。

バカ野郎!何笑ってるんだ!アハハハ…!博!ぶはっ…!散々ごちそうになったうえにこんなお土産までいただいて。 いえ本当に田舎のおもてなしで。 本当よ。 本当に来てよかったわ。 いえ本当に楽しかったわ。 本当に来るかい?待ってるぜ。 今日月給日だから買ってこようか?月給日か。 うん?あの…もう一度正圀さんに会ってくれない?お父さん…どうして?結婚したきゃ勝手にしろよ。 皆さんご苦労さま。 はい大山君ご苦労さまでした。 はい伊藤君ご苦労さまでした。 はい鈴木君ご苦労さまでした。 はい吉田君ご苦労さま。

痛い!痛い痛い…!助けて!いい年をした男が1日中ブラブラしてると目立って仕方がない。 やっぱりわたくし目立ちますか?バカ目立っていい場合と悪い場合がある。 頭が足りないから働いてるんじゃないですか?御前様にだまされて。 そうか御前様とうとう怒っちまったか。 ハッハッハ…!ビックリした。 そうだろう?たった1人の甥っ子の陰口利いてケタケタケタケタ笑ってるようなそんな悪魔のすみかみてえなところへ二度と帰ってこられるかい。 社長の野郎小便に立って便所の中でブーッとでかい屁たれやがったんだよ。

おばちゃん早く2階布団敷いて。 さくらお前風呂沸かしなよ風呂風呂。 うん?実はね私今日最初からここに泊めていただくつもりで来たのよ。 明日の朝何時に起きるって?朝飯遅れちゃまずいぞ。 明日は日曜日じゃない。 明日はきっとからっと晴れたいい日曜日だぞ。

「皆さん暑い夏をいかがお過ごしですか?」「私も元気で毎日土をこねたり薪を運んだりして過ごしております」「まね事ながら茶碗などを作ってみたりしてるうちにとても面白くなって今は夢中です」「それにしてもなんという暑さでしょう」「何しろ1000度近い窯のそばで働くのですから1日の終わりには汗で水を浴びたようになって思わず彼と顔を見合わせて笑ってしまうのです」「ところで寅さんはどうしてるでしょうか?」どうも寅さんらしいんです」「本当に残念な事をしました」「私とっても寅さんに会いたい」「今頃どうしてるでしょうか?」「