かつて3年もマグロが釣れなかった悲運の漁師親父としてマグロ漁師の意地を見せる!漁師歴は20年に及ぶが一本釣りは始めてまだ2年。 良彦さん自身もマグロ漁師の父に育てられた。 かつて親父がマグロと格闘した大間の海で…。 この電気ショッカー金具を糸に通してマグロに向かって落とす。 スイッチを入れると電気が走りマグロを一時的に失神させる事が出来る。 電気ショッカー投入!金具がマグロに向かって落ちていく。 このマグロ漁師を覚えているだろうか?昼間は荒海に船を出す。
先輩たちのプレッシャーそして結婚資金のプレッシャーに押し潰されそうになっていた。 糸を引くと同時に船を急発進させマグロの口に針を食い込ませる。 ピンクの糸との繋ぎ目はマグロまで125メートルの印。 1カ月ぶりのマグロはどんな顔をしているのか?今はまだ離れて暮らす新妻のためにもとにかく1本マグロを獲りたい。 手間取っている間にマグロが後方に逃げていった。 船の後ろにマグロの反応が出た。 糸を引き船を急発進させてマグロの口に針を食い込ませる。
ここからが正念場!どうした?泉健志さんがマグロと格闘していた。 今度こそ100キロ超えだ!健志さん再び荒海に船を出した!その大間の海に私たちが14年にわたって追い続けているマグロ一本釣り漁師がいる。 山本さんがタモ網を手に取った一瞬の隙にマグロは身をよじって針を外した。 そのマグロは山本さんを引きずるほどの怪力だった!息子たちを育てた町営住宅は4年前に取り壊され父と母の姿はない。 一緒に住んでいるのは大間の港でアルバイトに励む夜の津軽海峡でマグロ漁をする大型船。
先輩たちはすでにマグロと格闘している。 これは御法度!傷がつけばマグロの商品価値は下がってしまう。 マグロを引き揚げる時には魚体を傷つけないようにする。 次々と引き揚げられるマグロ。 剛史さんに人生初のマグロのアタリがきた。 しかし今シーズン憧れていた漁師になりマグロ漁の厳しい現実を身をもって知った。 親子船でマグロ漁をするわけにはいかなかった。 操縦席に陣取るのは風速30メートルの荒海でマグロを獲ってきた事もある。 マグロがかかっていない糸を次々とまとめていく。 マグロを手放すなどあってはならない。
父として夫としてこのままでは終われない!一方父山本秀勝さんもまた失意の中にいた。 この冬まだマグロを一本も釣っていない山本さん。 山本さんが漁師仲間にも見せない秘密の道具。 2本目のマグロはなんと190キロだった!だが今大間にサンマは来ていない。 サンマがこのまま来なければ山本さん絶体絶命のピンチ。 海面で巨大なマグロの群れがうごめいてさあ食らいつけ!不思議な現象。 時化で漁を休んだ山本さんを夜のマグロ漁から戻ったばかりの長男剛史さんが訪ねてきた。