オリンピックをかけた短期決戦がカタール・ドーハはまもなく午後の4時半を迎えようとしています。 リオデジャネイロオリンピックを目指す最終予選の大切な初戦です。 サポーターの数では北朝鮮が上回っていますが場内には日本サポーターの声援も響いています。 リオデジャネイロオリンピックアジア最終予選。 日本の初戦はこの世代屈指の実力実績を残してきた北朝鮮です。 過去の4大会のオリンピックの最終予選というのはホームアンドアウェー。
やはりコンディションです。 短期決戦ですからどれだけコンディションを維持できるのか。 そしてセットプレーは5番の植田4番、岩波チームのフィールドプレーヤーで最も高いともに186cmあります。 高さのある3選手に鈴木武蔵、あるいは南野がペナルティースポットにいます。 短期決戦というところですから先手をどちらが取るかがポイントだと思ってました。 このカタール・ドーハに1月の3日に日本代表の選手たちは入ってきました。
体格という面ではやはり北朝鮮選手も体の厚みというのは持っています。 オリンピックのサッカー競技男子の場合は23歳以下93年の1月1日生まれ以降の選手たちで争われます。 カタール・ドーハに入ってのミーティングではまさにオリンピックを経験してきた本田圭佑や香川真司、あるいは岡崎。 手倉森監督もこの大事な大事な初戦を目前にして最初の立ち上がりの20分がこの大会全体の流れを決めるんじゃないかというふうに話していました。
主審のファガニさんはブラジルのワールドカップあるいは去年のアジアカップ決勝のホイッスルも担当したという方です。 日本から見るとそのアジアカップ敗れた準々決勝のUAE戦あるいは去年、北朝鮮に東アジアカップというA代表の大会で日本は敗れましたがそのときの主審を務めていた方でもあります。
体を入れられたところで無理に競りにいくとファウルとられてフリーキックになりますから。 鈴木に対するファウルをファガニ主審はとりました。 松木さん遠藤もカタール入りしてインフルエンザで5日間ほどチームから離れた時期もありましたが。 やっぱりディフェンスの一番いいのは相手にボールを渡さずにその前にとるっていうのがこれは2つ続けて12番、室屋ありましたからね。 ピッチ状態もすごくいいですし試合開始前、かなり水もまいてましたしボールの転がりもいいですから日本代表にとっては非常にいい状態でやれていると思いますね。
一番遠いところにいた選手を北朝鮮が狙ってきました。 当然相手はニアであったりファーであったり狙ってきますがそのボールが当たる選手5番センターバック北朝鮮のチームキャプテンチャン・クッチョルです。 A代表、年齢制限のない北朝鮮代表でも不動のレギュラーとしてプレーしている選手です。 A代表経験者多いですね北朝鮮の今日のチーム。 進藤さん、手倉森監督がこの時間少し気にしているのが選手同士の距離感。
北朝鮮の選手たちもA代表も実は日本との対戦成績というのは7勝7敗この年代のときもそうでしたから。 もちろんリードしているのは日本ですが北朝鮮もどうなんでしょう。 北朝鮮の選手たちのほうが距離感のほうがすごくいいですからね。 北朝鮮陣内深いところ。 やっぱりこうやって相手のディフェンスを揺さぶることがまた新たなチャンスを作りますからね。 北朝鮮の応援団の大声援の目の前でのプレーになっています。 バックスタンド右側をほぼ埋め尽くしているのが北朝鮮の応援団。
後半に向けて選手たちの登場を待つピッチですが北朝鮮の9番のキム・ヨンイルあるいは14番のユン・イルグァンゴールに迫るシーンがあるとヒヤッとしますが。 青のユニホームの日本そして白のユニホームの北朝鮮。 日本は北朝鮮そしてタイサウジアラビアというグループBに入りました。 これを落とすと勝つとでは全く違いますから北朝鮮としてはやはり、最低限引き分けたい気持ちが強いので後半かなりくるんじゃないかなと予想されるんですよね。 厳しい条件、環境の中で6大会連続日本と北朝鮮の後半戦が始まります。
去年の年齢制限のないA代表の東アジアカップでゴールを決めた1m94cmのパク・ヒョンイルという選手がいてその選手が最後まで登録されるといわれていましたが怪我だと話していましたがそのとおり今回のエントリーメンバーには入ってきませんでした。 代わりに今はディフェンス登録のソ・ジョンヒョク、15番を北朝鮮はこの後半の立ち上がりから前線に入れています。 そのときのメンバーは北朝鮮には2人日本にも今回は4人の選手が23人のメンバー入りをしています。
北朝鮮の立場から見れば第2戦は、このグループ日本と同様にまた力のあるといわれているサウジアラビアが相手です。 およそ1000人の女性であったりバックスタンドの半分を埋めているのが北朝鮮サポーター。 日本の国旗あるいは北朝鮮の国旗がものすごい何か中山さん、強くなびいているのがすぐ視界にも入りますね。 グループステージ全体そして、大会通したメンバーのやりくりであったり戦い方も手倉森監督は随分と気にしていましたが。
ですから、23歳以下のアジア選手権で決勝に残った2チームと3位決定戦に勝った3チームにしかオリンピックの出場権は与えられません。 組み立てであったりチームに柔軟性をもたらす選手だと手倉森監督は矢島のことを評しています。 そして北朝鮮がここで2人目の選手交代を用意しています。 ここでフォワード登録1次予選はメンバー外でもあった13番チャン・ヒョクを用意している北朝鮮。
日本は1人、北朝鮮は後半の立ち上がりから含めて2人の選手をもう、すでに入れ替えてきました。 だから、ここでとろうと思っている北朝鮮の選手ディフェンスがいるのでそこの裏をつくような動きながらボールを受ける選手が今、重要になってくると思いますよ。 前半の5分、立ち上がりに1点を奪った日本ですが進藤さん最前線という意味では今、スピードのあるフォワードの浅野拓磨が随分ウォーミングアップのペースを上げてきた印象です。
日本は背番号7番中盤の真ん中でプレーすることが多い原川力が投入されそうです。 その7番の原川がポジションとしては大島か遠藤のところでずっとやってきていました。 日本は原川がスタンバイ。 それから北朝鮮も3人目の選手交代がありそうなそんな雰囲気もあります。 これで日本も2人の選手交代。 ディフェンスラインと中盤の遠藤選手を中心にディフェンスは変わらずやってもらいたいですよね。 ちゃんと集中してディフェンスのことを。 攻めているときのディフェンスとね。 原川、山中セットプレーキッカーが2人になりました、日本。
原川と山中の2人が日本はボールのサイドにいます。 日本も苦しい時間を耐えてきました。 とにかく、この日本サッカーという目で見て5大会連続でオリンピックの出場権を勝ち取ってきました。 日本は相手のカウンターのケアとして室屋と山中を残しています。 日本のファウルをとられました。 すぐに日本の選手たちも自陣に戻ります。 ただ、そのあとはどちらにもゴールは生まれず北朝鮮も何度も日本のゴールに迫るシーンもありました。 日本のファウル。
そしてアディショナルタイムは3分と掲示されました。 このまま逃げ切ればこのピッチに立つ選手たちは苦しめられていた北朝鮮相手に厳しい最終予選の初戦勝ち点3をものにできます。 もう後半もアディショナルタイムに入っています。 アディショナルタイムは3分。 ホームアンドアウェーと違った集中開催の難しさがありますが初戦をものにして一気に勢いをものにできるのも集中開催ですね。 カタールのドーハでオリンピックの最終予選が集中開催になるというのは実に20年ぶりです。
初戦で堅い試合になるのはわかっていたのでセットプレーで1本狙っていたのでそれで取れて、よかったです。 セットプレーは1つ大事にしていた部分でもあったのでそれで取れたというのは大きかったと思いますしそのあと前半何度かそういうシーンを増やせていければよかったかなと思います。