家業と家事に人生を捧げ高齢の母を看取って天涯孤独となった６５歳の女性如月澄そんな澄が屏風に封印されていた化け猫黎と契約を交わし二十歳の姿に若返った事で如月すみれという新たな名前で人生をやり直す事に必ず６５歳の姿に戻ってしまうというハンデを抱え様々なトラブルに見舞われながらも懸命に乗り越えていくすみれやがて同じ大学に通う真白勇征と恋仲になったすみれは黎との契約成就に向けて必要なある条件を知る無事に生まれてきてよかった。 そんな中真白の自宅の蔵にあった屏風から謎の女が現れたあなたは…？う～ん…。
婚約者とも再会出来たのに…。 まさか雪白さんの屏風が真白くんのお家にあったなんて。 バレンタインデーのお返しもしたいから。 黎さん！？いつの間に？この寒い時期にわざわざ雪山に行くとは随分と酔狂ですが１泊旅行とはなかなか大胆なお誘いです。 見直しましたよ真白様。 では真白様旅行の件くれぐれもよろしく。 誰なの？この女！雪白さんは黎さんの婚約者で…。 こ…婚約者？なんや間の悪い。 すみれ様真白様との旅行の話はまとまりましたか？こんな時に聞かないでください！おはようお待たせ。
大丈夫？でも転ばないと上達しないから。 えっ？でも私の練習ばかりで真白くん全然楽しめてないんじゃ…？休みながらやらないと体持たないよ。 それにここナイトスキーはイルミネーションきれいだから夜は一緒に滑りたいし…。 じゃあこのあとも練習頑張らないと…。 すみれ大丈夫？少し休んだら上のコース行ってみよう。 君初心者でしょ？俺が滑り教えてあげるよ。 彼女は初心者ですから…。 いえ大丈夫です。 初心者１人じゃこのコース降りれないよ？君かわいいからさちょっとした出来心で。
大丈夫？ここは？どうして上級者コースなんて１人で行ったの？昼間手袋を拾った人に嘘をつかれて…。 真白くんがホワイトデーのプレゼントにって。 へえ～映画監督になりたかったんだ。 うっ！真白様？大丈夫です。 すみれ様は映画監督を目指されているのですね？あ…真白くんと同じ事言うんですね。