橘翔太という電話工事会社の作業員のものだそうです。 その橘さんは今?電話線の復旧作業中に連絡が取れなくなったそうです。 なんでしょう?この陶芸家の失踪事件の事ちょっと気になりましてね。 ゆうべ資料を見たら当時山梨県警は殺人事件とは考えずすぐに失踪と判断してます。 「工房も窯も弟子に譲る」「我が身はこの夕霧岳に捧げる」「捜索不要村井流雲」まるで遺書ですね。 でもなんでこんなものがここに?村井先生は書家としても有名でしてこの手紙にも芸術的な価値があるっていうんで展示する事に。
どうしてあなたが管理するキャンプ場に死体があったのか。 この馬鹿もんが!お前がちゃんと更生して里実とよりを戻したいって言うからあの仕事を任せたんだぞ!ちょっと…ちょっと落ち着いて!もうすぐ解禁でキャンプ場だってオープンするっていうのにやめろ!おいやめろ!離せよ!主任!!この山はやっぱ呪われてんだよ。 キャンプ場のオープン見合わせるそうですね。 彼女以外に他に誰か協力者でもいたんでしょうか?協力者…。
甲府市内にある産婦人科ですね?妊娠3カ月のようですね。 斗ヶ沢が公衆電話から連絡した人間わかりましたよ。 つまり村井先生は書家としても偽者だった事になります。 だとすれば先生の失踪事件は振り出しに戻るはずです。 なぜならばあの失踪を裏付けたのは先生直筆の置き手紙だったからです。 当時山梨県警が大規模な捜索隊を出したにもかかわらず先生は発見されませんでした。 あれは村井先生の遺骨ではありませんかねぇ。 村井先生の代表作のひとつである骨壺ですからねぇ。
彼は東京のテレビ局でディレクターをしていて例の都市伝説の心霊特番を作った人でして…。 神隠しの山というやつですね?その番組のせいでありもしない都市伝説が生まれて村は随分迷惑したっておっしゃってましたよね?でも彼が言うにはその心霊特番は村の売り込みがあって作ったっていうんです。 つまり夕霧岳の都市伝説を広めた張本人はこちらの助役さんだったと?そういう事になります。