松本清張二夜連続ドラマスペシャル 第二夜「黒い樹海」

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この番組のまとめ

十和田湖?なのになんでこの長野で事故に遭うんですか?姉は大町温泉に行くなんてひと言も…。 信子さんと同じ東都新聞文化部の吉井です。 姉のボストンバッグです。 このボストンバッグだけ持ち主がわからなかったんです。 お姉様の身元がわかったのが事故から4時間後の午後6時半頃。 近所に住む女性が事故現場の近くに落ちていたと言ってこのハンドバッグを持ってきたからなんです。 このボストンバッグの中に入れて…。 このボストンバッグはほとんど無傷だったんです。

この人が事故現場付近でお姉さんのハンドバッグを拾い警察に届けその直後店を辞めた。 姉はこういう人物たちを相手に仕事をしていたのだ東都新聞文化部部長の大島と申します。 え?お姉様と同じ文化部所属でまずは契約社員から…。 望月流生け花の家元佐敷泊雲先生。 告別式に自分の名前で花出しておいて。 先日先生を担当させて頂いておりました笠原信子は異動になりましたので…。 あなたどこでも仕事出来そうな感じじゃない。 さっきは十分我慢出来てた。 ごめん次先行っててもらえる?小児科の西脇先生の出版パーティー。

ああこちら東都新聞の新しい担当の花山ちゃん。 東都新聞文化部の花山と申します。 東都新聞というと…笠原信子さんの…。 笠原信子さんには僕の連載のコラムを担当してもらってたんです。 こちら東都新聞の花山さん。 わたくし東都新聞の…。 おい!東都新聞!あれはどうなるんだ?俺が三笠展で賞を取った絵を新聞で紹介するって前の担当が…。 西脇先生!結局最後まで町田知枝さんは現れなかった早く来て!はい!「警察は自殺と断定した」成功って…。

そうなのだ…この感覚だったのだ姉の死から数日私は深い闇の中で自分がどこに行きたいのかもわからずたださまよっているような感覚がしていた今もそれに変わりはないただはっきりしたのは姉の死の裏には何かが隠されている事何者かが明確な意志を持ちその真実を隠そうとしている…もしかしたら殺人まで犯してそしてその人物は私をまるで樹海の中で…出口のない黒い樹海の中で永遠にさまよわせようとしている責任を取るべき人がいる。 ほらお姉さんのハンドバッグを届けた丸藤の斎藤常子が山梨の実家に戻ってるらしい。

え?仕事相手から連絡が入ったらたとえ予定を変えてでも会いに行かなくてはならない。 確かに姉は地味な女だったのかもしれない姉の携帯の発着信履歴を見ても会社の番号と私の番号がほとんどで…好きな人はいなかったのだろうか…この前君が言ってた事…。 あの日東北新幹線に乗ろうとしていたお姉さんは誰かから大町温泉まで来るように急に呼び出されたんじゃないか?だとしたらその人物はお姉さんが生前担当していたその有名人たちの中の誰か…という可能性がある。 いや彼ねああ見えて前に日本報道大賞を取った業界では有名人だからさ。

今回の事うちの東都新聞社に関するゴシップ記事にして売り込もうとしてるんじゃないんですか?ゴシップ記事?東都新聞文化部の女性記者が男女の関係になっているみたいな…。

近藤先輩来ちゃう…。 そういう事だったのだ姉はあのバスの前のほうの席に座っていたつまりそれはあの姉が人から知られたくない考えてみれば私はこれまでこの男に誘導されてきたどうする?会ってみる?斎藤常子が山梨の実家に戻ってるらしい。 「ただ今電話に出る事が出来ません」「ピーという発信音…」姉はこの男とバスに乗っていたまさか…。 本当に笠原信子さんの事についてお話ししてもらえるんですか?ラファエル!?はい。 え?今からラファエル?私の知っているお店じゃ駄目ですか?ここは嫌です。

どうなってる?今?ラファエルの前だけど。 どうしたんですか?トゥエンティセカンドオブディッセンバー?イエス。 きっと斎藤常子もマンションの管理人さんも。 どこかに捨ててしまえばもっと身元確認を遅らせる事が出来たはずなのに。 西脇が東都新聞の笠原信子さんと深い関係になっていたのは聞いてはいました。 妹尾さん警察にはもう全部話してある。 一体なんのまねだよ?あの日あんたと町田知枝さんがあのバスに乗ってきた時はさすがに驚いたよ。 そのせいで笠原信子は死ぬ羽目になったんだぞ。 ラファエル?何?話って。