池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間スペシャル

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この番組のまとめ

今回の地震、そして余震活断層によるものといわれているんですが一体、これはどういう仕組みで起きるんでしょうか。 おととい夜に熊本地方で起きた震度7の地震では益城町の方など9人が亡くなりました。 交通機関の影響ですが九州新幹線は博多と鹿児島中央の間で運転再開のめどが立っていません。 高速道路も道路崩壊の影響などで九州道や大分道などが通行止めとなっています。 そして、こちらコンビニエンスストアがあるんですが現在、営業していません。

金井さん、その辺りに住んでいた方は現在皆さん、避難されていらっしゃるんでしょうか?この辺り明かりもついていませんし住民の方々は避難所などに避難されています。 ただ、避難所以外にも住宅があったとしてもこれほどの数余震が起きていますのでもしかしたら、自分の家が倒壊するかもしれないと自動車の中で夜を明かす方も多いようです。

今回の地震、あるいはおととい起きた大きな揺れなんですがマグニチュードは東日本大震災ほど大きいわけではなかったんですが震度は7ということでした。 まず、マグニチュードというのはよく地震の規模といいます。 ですから、地震ごとにマグニチュードというのは確定するわけです。 ただし、この場合のマグニチュードというのも気象庁が最初に発表したあとあとで、修正するということがよく起きるんですね。 ただし、それは非常に簡易型の計算ですからあとで改めてきちんと計算をし直すと前のマグニチュードを修正するということが起きてます。

震度4、震度7というのはこれは日本のぐらっと揺れると気象庁の職員2人がぐらっと揺れた瞬間どんとくると一見、地震計では大きく揺れるんだけど体感ではそれほど揺れないということがあって地震計から体感と同じような震度を出すというソフトを作るのが大変、時間がかかったんです。 地震計を置く基準はあるんですが、昔は気象庁だけだったんですがそれぞれの市町村に地震計が置かれるようになってデータをすぐに集められるようになったんです。

今回の場合活断層による直下型。 たまたま動いてそれっきりという場合もありますけども活断層というのは活動する断層といいまして何千年とか何万年に一度動いている。 ものによっては、専門家が見ると単なる断層なのか活断層なのかがわかるということなんですね。 活断層って聞くと毎年、毎年ちょっとでも動いてるのかなというイメージですけど実際には何万年も前にってことでいつ起きるか、わからないということなんですね。

それに対して直下型というのはプレート境界型ほど巨大なマグニチュードではないんですけどすぐ近くで起きるものですから被害が大きいということになるわけですね。 東日本大震災はマグニチュード9でしたからそれに比べるとだいぶ小さいんですが同じように震度7になってるというのはすぐ近くで起きたからとこういうことなんですね。

すでに、活断層が南西から北東方向に線が出ているというのがわかると思います。 例えばこれを見ると関東地方に活断層があまりないように見えます。 富士山の火山灰で関東ローム層というのがそもそも、どうやって活断層は調べるんですか?さっきちょっと写真が出ました。 これが活断層の調査というのですが。 何千年か、何万年後にまた動いたってわかればここは、何回も活動しているんだこれは活断層なんだっていうことがわかるということです。

更に言うと首都直下型地震というのは神奈川県の地下かもしれないしこれが千葉県かもしれないという広く、首都のどこかで起きるこれが首都直下地震と考えていただきたいと思うんですね。 地震ですか?回数でいえば圧倒的に直下型といいますか活断層形のほうが多い。 今回の場合は、そういう意味では大きな地震ではないんですが直下型だったものですから近くでは大きく揺れて被害が出たと。

そんなに知ってたんですかね?皆さん、理解してた?地震学者たちは言ったんですがところが、我々想定外だったのが3つの震源域のうち宮城県沖地震が起きる確率は99%東南海地震、南海地震というのはそれぞれ想定震源域というのがあって3つがそれぞれ独立して起きると思ってたんですが東日本大震災が3連動になっちゃったもんだからこれからは最悪に備えなければいけないと考えて東海地震と、東南海地震と南海地震3つが3連動するかもしれませんよということを学者たちが言うようになった。

東大地震研究所教授佐竹健治さんと火山噴火予知連絡会副会長石原和弘さんです。 あのころに似ているんじゃないかとよく言う人がいるんですがいかがですか?貞観地震というのは日本歴史である「六国史」の中の1つと日本三大実録という古文書に書いてある。 8.3から8.4という実は推測したのは私なんですけどこれは、東日本大震災を起こした東北地方の太平洋のものと1つ前だと同じものと考えられています。

富士山の噴火の4年後に貞観地震の前に西日本の断層そこで起きた地震もあるんです。 そういうところから考えるとまだ、阿蘇山は噴火は続けるということでですから、何も阿蘇の火山、今回の地震と直接ではなくて、すでに阿蘇山はそういう状態が続いていると。 今日の地震がたまたまといいますか噴火があったので関係あるんじゃないかと思われているかもしれませんが一昨日からの地震の前から阿蘇山では火山の直下、火口の直下で数分おきに火山性微動が起きていた。

それで今日の地震はまだ今、専門家や関係機関がデータを集めて明日の朝、地震調査委員会の臨時会がありましてそこで評価をすることになっていますがこれまでのデータを見る限りそこの赤い阿蘇のほうに向かっていってる布田川断層そこで起きた地震だと考えられますね。 前震、本震というのは1つの揺れを感じる地震でいえば同じ…気象庁さんはそういうふうにいってるんですけど地震学的には本震が本震を誘発した。 一般的に余震は同じ断層の上で起きたものを余震といいますからそれはむしろ誘発された地震というほうが正しい。

中央構造線の活断層というのは主にこの辺から、四国辺りまで。 活断層としての中央構造線です。 中央構造線って…。 伊方原発は中央構造線に近いですし南海トラフの地震でも津波が回ってくる可能性もありますから。 津波、それから中央構造線に非常に近いですから。 活断層によってずれるということも考慮しなくてはいけません。 先ほどの中央構造線のところで四国に関してはフィリピン海プレートが南から沈み込んでまして陸側にあるわけですね。

万年山地溝帯というところにあるんです。 今回はつながっているわけじゃないんですがあくまで布田川断層というのがこういう方向にいきますので、力の関係でストレスを受けて誘発されたわけなんですね。 ただ、それが別府・万年山というところで誘発されてもし大分のほうに中央構造線にいかないともいえない。 改めて石原先生ちょっと日本の活火山の分布図というのを改めて見せていただけますか。 東北地方、それから中部関東の火山の近くの周辺は噴火していない。

例えば、活断層の対策どんなことができるか。 古い校舎を建て替えようということになって調べたら、ここに活断層が走っていることがわかったんです。 ここに新しい校舎を建て替えればそれこそ活断層の真上ですから壊れてしまうので校庭に新しい校舎を造りまして今度はこちらを校庭にしたんですね。 活断層があることがわかったのでそれぞれの市町村で条例を作って活断層の真上には家を建てないようにしましょう。

例えば、去年の場合鬼怒川水系で水害が起きましたけどあれもこの辺りは洪水が起きやすいですよというハザードマップがあったんですよね。 目的はハザードマップは火山の場合ですけど、それぞれの危険度に応じて危険の種類に応じて、例えば進まないとか、あるいは住宅地はこうしようとか。 そうすると火山の噴火でここに火山灰が降るんじゃないかここに溶岩が流れるんじゃないかというハザードマップを作ろうとすると地元の観光業界が反対するっていうのが過去にもあったんですよね。

今後の調査によりますけどあるいは、ひょっとすると本当に活断層の真上にたまたま立っていたか土砂崩れによって壊れたかと。 自治体から公表されていなくても例えば国として国土地理院が出してたりとかあるいは研究所で出していたりとかいろんなところで活断層のデータベースとかマップというのは充実してきていますので。 本当に家族の安否知り合いの安否知りたいというのはよくわかるわけですが電話が殺到すると救出活動に支障が出ることがあるわけですね。

今、利用できる?緊急生放送で熊本の地震をお伝えしているんですがこれは普通の震度は地面の揺れ方あるいは、普通の住居の揺れ方なんですけどこれは特に高層ビルを対象にしたものです。 東日本大震災のときには震源から遠く離れた東京とかあるいは大阪でも普通では感じないんだけども高層ビルだけが揺れたというようなことがあったのでそれに合わせた、特化した階級ですね。 長周期というのは地震の波のことですね。