今月14日の夜ときのうの未明に相次いで起きた大きな地震で熊本県内では、これまでに41人の方の死亡が確認されています。 ということで今日は「ワイド!スクランブル特別編」といたしまして熊本地震の最新情報をお伝えしてまいります。 スタジオには元気象庁長官の山本孝二さん弁護士の萩谷麻衣子さん地震学者の島村英紀さん市民防災研究所細川顕司さんにお越しいただきました。
南阿蘇村上空です。 こちら、熊本市内の歩道なのですがこの土留めが土砂に流されて倒れてしまっています。 南阿蘇村では東海大学の学生が住むアパートが複数倒壊し2人が死亡した。 午後6時になりましたがご覧のようにコンビニエンスストアでは食料品などを求めて大行列ができています。 きのうの未明に発生しました最大震度6強の地震以降多くの被害が出ておりまして32人の方の死亡が確認されています。 そして、今、入ってきた情報で南阿蘇村では現在、8人の方の行方がわかっていないということです。
きのうの夜からの大雨暴風警報は現在、解除されているということなのですが益城町では本震以降非常に大きな被害が相次いでおりまして建物の下敷きになるなどして多数の家屋の倒壊で多くの方の死亡がそして、お伝えしましたとおり熊本市内でも熊本城は築城以来残っていたやぐらなどが倒壊しています。 続いては避難所の1つとなっている益城町総合体育館から東さんです。 益城町の避難所総合運動公園です。
こちらの避難所では具体的に消臭剤女性用の生理用品、飲料水が圧倒的に足りないと避難所で暮らす方にお話を聞いたのですが今、一番困ることはトイレだということです。 さっき、トイレの話がありましたけど例えば、自衛隊が仮設のトイレを増設するという動きはあるんでしょうか?今、数としては十分こちらにもあるのですがやはり、この場所から距離的にもかなりありますしやはり和式というところでご高齢の女性からは遠いし、使うのにはちょっと使いづらいし衛生面で気になるという声が多かったですね。
今、飯田丸のやぐらのお話がありましたけどほかのところでもやぐらが落ちたり熊本大神宮の方向の石垣が崩れたりとかなりお城全体がダメージというか損壊したみたいですね。 南阿蘇村は大きな土砂の崩落もありました。 現在入っている情報ではこの南阿蘇村では8人の方の行方がわからなくなっているということなんですね。 東海大学のこの辺りは学生さんがたくさんいるんですが東海大学の体育館には住民の方も含めて多数の方が避難をしていて孤立状態にあるということなんです。
連絡はどんなふうに皆さんご家族と取れるのでしょうか?ソフトバンクとauの電波が一切入らない状態でしたのでドコモだけが電波が入ったので地割れがひどくて唯一、地割れしているのですがなんとか強行突破できる道路が1本だけありましてそこの道路にたどり着ける車に乗れる人たちはその車で逃げる人がほとんどいたという感じです。 ある意味、そういう意味では全体の統率が取れるというか皆さん、あまりイライラせずにでは、南阿蘇村上空から近藤アナウンサーに伝えてもらいます。
ですから、崩落している場所は雨にも非常に弱いのできのうは、二次災害的な災害が起きている可能性が高いんじゃないでしょうか。 土砂災害の場合、救助活動の方も非常に安全を確保して対応しなくてはいけませんので熊本県は阿蘇山と雲仙岳の火山灰が相当、地殻を構成していますので。 元々、地盤そのものは強くないということですので流されている中警察の皆さんによる懸命の救助活動が続いているようです。
山本さん、きのうというか気象庁の会見でこれまでの経験にはない地震であるというふうな言い方をされて私どももびっくりしたんですがあの会見での表現は山本さんはどんなふうに受け止めましたか?先ほどのフリップにありましたように日奈久断層帯、布田川断層帯それから大分県のほうに行くと活断層群があるんですね。 それには日本の地震学者が協力してやっておりますのでそれから、もう1つ今後のことで今、皆さんすぐにということではないのですが活断層については国土地理院からかなり詳細な絵が提供されています。
ではここで南阿蘇村で発生している土砂の崩落現場山肌がもうえぐれてしまっています。 そして、南阿蘇村に通じる阿蘇大橋がこの辺りに57号が画面で言うと上から下に架かっていたんですが325号線がこの右斜めに通っている国道になりますが325号線近くには九州東海大学阿蘇校舎もあるわけなんですが学生寮も見えていますかね。 南阿蘇村が孤立状態になっているので非常に被害が心配されますし救援物資などが届くかどうかも萩谷さんこの辺りが非常に心配ですね。
だんだん北東のほうに震源が移っているという話もありますがそれはどうなんでしょうか?大きな活断層系であるところで地震が起きますと隣に影響してしまうんですね。 益城町馬水地区私が取材の初日から毎日訪れている場所に来ています。 皆さんで助け合ってとても心優しい方が最初の地震が発生した翌日早朝「ワイド!スクランブル」の山崎アナはそして、今、この道路が大きく地割れを起こしています。 多くの家屋が倒壊し火災も起きた地域には生々しい傷痕が。 南阿蘇村の災害対策本部です。
更に安倍総理は今日中に被災地に70万人分の食糧を届けると述べたほか今日中に被災者生活支援チームを立ち上げて政府が一体となって現場のニーズを把握しながら対応する考えを示しました。 政府はまもなく午前11時半から非常災害対策本部の会議を開き被災地の最新状況を把握してどのような支援が必要か更に検討を進めることにしています。
ガソリンスタンドも20台ぐらいの給油待ちの列ができていたり地元のドライバーの方が普段より、やっぱり車の交通量車が非常に多いというふうにおっしゃっていたんです。 そして、ホテルに泊まっていたけれどもホテルも倒壊の危険があるということで追い出されてしまってこれまで南阿蘇村では8人の方の行方がわからない連絡が取れないという情報を番組内でもお伝えしてまいりましたが村内では、この8人とは別に男女合わせて少なくとも5人と連絡が取れていないということです。