このほか熊本県では11万人以上が避難し37万3000世帯で断水が続いているほか午前9時現在3万5200戸で停電が続いています。 週明けの東京株式市場の平均株価は原油価格の急落などに加え震災の影響への懸念も広がり一時、600円近い大幅な値下がりとなりました。 17日に開かれた主な産油国の会議で増産凍結が合意に達せず原油価格が急落したことや円相場が一時1ドル=107円台後半まで円高に進んだことを受けて東京株式市場では幅広い銘柄が売られています。
今回の地震で亡くなった人の多くが倒壊した自宅家屋の下敷きとなって命を落としている。 南阿蘇村は阿蘇大橋が倒壊したあと一時、孤立状態だったのですが中に入れるようになると改めて被害の大きさというのに気付かされますよね。 スタジオには東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授地震と建物の関係に詳しい早稲田大学濱田政則名誉教授にお越しいただきました。 では、行方不明者の捜索が行われている南阿蘇村の火の鳥温泉から中村さんに伝えてもらいます。
斜面崩壊が非常に大きいわけですが元々、この地域は阿蘇山の火山の堆積で非常に弱いんですね。
阿蘇郡南阿蘇村から西側に現在、私は来ています。 現在、その東海大学のアパートの崩落によって現在3名の学生が亡くなっていることが来てしまっていて車体が半分、崖から乗り出している状況です。 本来であればこの道路なのですが真っすぐ行って、左にカーブができるようになっていてこの鉄塔から先ほど話した東海大学のアパートのそばの鉄塔に向かって電線があるのですがこの長い電線も明らかにたるんでいるのがわかります。
濱田さん、都会の場合ですと特に沿岸部などよく地面が揺れて液状化するということを非常に大きな地震の揺れに襲われると萩谷さん、mこの火の鳥温泉離れが6つ、ログハウスがあって1つ1つに露天風呂がついているような宿泊施設だったということですが2人の方が行方がわからなくなっていると。 最初に起きたほうはいわゆる本震の前の揺れ、そしてマグニチュード7.3のほうが本震だというふうに気象庁が見解を改めたわけですね。
更に気になる動きがありまして本震があったのと同じ日に今度は南西に行った八代の辺りでも比較的大きい地震があったということでマグニチュード4.5という地震があったわけですが気象庁はきのうの会見でこれまであまりその地震活動が見られなかったこの南西部でもやはり活発な地震活動が珍しいという…。 それと、今回の地震というのはいわゆる内陸断層で起こる地震で内陸断層の域は極めて強い揺れが起きるんですね。
まず、公共の建物小中学校、それから市役所それから民家も進んできておりますがまだまだ地域に差がありますから熊本県がどうであったかというのはこれから資料が出てくると思いますが半壊しているような市庁舎を見ますと必ずしも耐震補強がされていなかったということがあると思います。
そういうことが今後、震災であれだけ大きな地震が起きると震災が連発してくる期間というのがもしかすると東日本大震災以降5年とか10年の間に起きる可能性はあるということを誰も予測はできないのだけれどもということをおっしゃっていましたけど今、震災の連発期にそれは、先ほど申し上げましたが南海トラフでの固着が非常に強くなってきていてそれで、それに伴ってこういった…。
そして、皆さんやはり風呂に入れないのがつらいという声を話していたんですがきのう取材した1000人以上が避難をする総合運動公園の避難所ではきのう、自衛隊の仮設風呂が設置されましてきのうの深夜から一部開放して本格的には今日の3時から皆さんの風呂に入れるようになるということなんです。
それは、避難場所の安全性そのものも非常に関係してくるのでしょうけどどうしても車の中で寝泊まりをしてあるいは水分が不足したりして水がなかなか飲めないというか大事にしようということもあったんでしょうけど結果的に、車の中で亡くなったりしていたということですから今回も安全な避難場所と言われながら今度、また新たな余震が来たり今度マグニチュード7.3以上の地震が来たら今度はそれが本震になるわけですよね。
こちらでは40代の宿泊客男女合わせて2名が行方不明になっているということで自衛隊が今朝から184人態勢で捜索を進めています。 村では、この2人のほかにもここからすぐ近くの高野台という住宅団地で家屋が土砂で流され5人が行方不明になっているということで大型重機を投入するなどして自衛隊が1000人態勢で捜索を続けています。 阿蘇市内牧の避難所です。 こちらの避難所では、きのうの朝阿蘇市内に住む77歳の女性が亡くなりました。
熊本県や大分県ではこれまでに震度1以上の地震の回数が500回を超えていて気象庁は引き続き活発な地震活動に警戒を呼びかけています。 気象庁によりますと熊本県や大分県では今日午前10時までに震度1以上の地震が523回起きています。 また、これまでに震度の大きかった熊本県益城町や南阿蘇村の南西部に当たる宇城市や八代市などでも地震活動が活発だということです。 原子力規制委員会は臨時の会合を開き熊本地震での一連の揺れが九州、四国の原発には大きな影響を与えていないとの認識で一致しました。