今日は美人作家の方においでいただきました。 スワトウの着物ですね。 普通スワトウってハンカチぐらいしか見当たらないんですけど。 全部スワトウでできてて面白いなと思って…。 美人作家って。 美人作家ってご紹介したんですから。 ご主人はどうしてらっしゃいます?主人はですね一回退職いたしましたんですけどもちょっとお写真見ていただいていいですか?はい。 その次がね直木賞のあとでしたね。 これは直木賞の…。 なんか直木賞を私もらいましたっていう感じがあっていいじゃない。 それからその次がCHANELなの?これ。
「私が取ったら…取った途端なんか直木賞の価値が下がったって言われないようにしたいです」「4回直木賞候補になって作品も随分書いたつもりなんですけども今でもよく肩書がコピーライターとかですねなんかある週刊誌だとタレントの余技とか書かれたりとかしまして非常に口惜しい思いを何度かいたしました」「これからまあこの日をきっかけに作家っていう肩書がやっといただける…正式にいただけると思いますのでまだどんな作家になりたいかとかそういうことはあんまり考えてないんですけれども」「そうですね…これからはもっともっと長編書いてい
でも諸先輩方の瀬戸内先生とか佐藤愛子先生を見てるとやっぱり書きたい人は家出ていくんで…。 キャリアウーマンの頃のお写真がちょっとあるって…。 なんか本当にキャリアウーマン…。 左側にいるのが旺文社の社長の赤尾好夫さんっていう方でそこに勤めていたんですけども。 でもお母様随分大柄な方ですね。 それであれですよねお母様厳しい方で?はい。 就職の時も本当に大変でしたけどもうちの母の昔の仲間がね「うちにどうだ?」なんて言ってくださったんですけど。 お母様も相当ね。 本当?じゃあお母様のお世話にならないで就職…。
お父様もちょっと変わっていらしたんですって?うちの父親もう本当小説になりそうなぐらい…ギャンブル好きで変わった人ですね。 だからさっき写真に出てた赤尾好夫さんがお誕生日が一緒ぐらいはあっても同じ年っていうのがね。 今介護って仰いましたけど介護のことを色々書いていらしてね皆さんもとてもそれに関心を持って感想を仰ったりなさるそうですけども。 片や家の中でお父さんを見ている人と入る時に1億円近いお金の最高級のそういう施設に入る人たちと対比させながら今書いてますけども。
話違うんですけど二十歳頃あなたがお書きになったメッセージ。 「○○年後の真理子さんへ」「若さというのは何と早く通り過ぎていくものなのでしょう」「いつかきっと年老いた私は懐かしさで胸を熱くしながらこのアルバムを開くでしょう」「このアルバムは今青春の中で生きてる私のちっちゃなカンヅメになるんじゃないかしら」「一九七四年四月三十日真理子」あら日にちも…。 でも「今日が明日になればいい」っていうのは相当面白いね。