ついに夫航一との離婚を決意した麻也子しかし…あなたは…誰?えっ?記憶喪失となってしまった夫を放り出す事も出来ず麻也子は絶望に襲われる一方夫から離婚を突きつけられた玲子には…自業自得でしょ。
ひどすぎるよ!航くん?君はどれだけ僕を傷つけたら気が済むんだよ!どうしてそんな無神経になれるの!?もう…麻也子さんもう行って。 モーツァルトはオーストリアで生まれたんだけどイタリアで作曲家として認められたんだ。 それでねモーツァルトが弾いたパイプオルガンのあるサン・ドメニコ聖堂の近くでアパートを探そうと思ってるんだ。 麻也子と一緒に行けるなんて本当に嬉しいよ。 ねえ麻也子結婚式挙げようよ。 麻也子のウェディングドレス見たい。 私だって結婚式は挙げたいけど…。 僕たち2人だけの結婚式で。
野村さんとの不倫隠してたくせに。 麻也子って昔からそうよね。 ってか久美だってそうでしょ?航ちゃんと不倫してるの隠して人には不倫なんて駄目だって説教なんかして。 役立たず!麻也子久美!ちょっと…!ちょっと…離してよ!離してよ…!やめなってば!玲ちゃん。 不倫が原因で殺傷事件っていうニュースもシゲちゃん…。 「これからの人生二人で誠実に生きていくことでやっぱり通彦さんのご両親はいらっしゃってないみたいだね。 お願いします!麻也子と通彦くんの結婚を許してあげてください!えっちょっと…。
麻也子あなたは健やかなる時も病める時も夫通彦を愛し敬い慰め助け麻也子…お幸せに。 工藤通彦。 別じゃないわよ?今後一切援助はしませんから。 留学の費用もマンションの家賃も払いませんからね。 これから出発って時になんなんだよ!?援助なしでどうしろっていうんだよ!「自分でなんとかなさい」あの…通彦さん援助って…?もういい。 通彦はたまに音楽雑誌に原稿を書いてはいるが音楽教室で子供にピアノを教えるバイトが中心だただいま。 私と一緒になる前の通彦は家賃も生活費もほとんど親から援助してもらっていたのだ麻也子。