土曜ワイド劇場「森村誠一の終着駅シリーズ30・殺人の債権」

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この番組のまとめ

『土曜ワイド劇場』「終着駅シリーズ殺人の債権」このあとすぐ長野県茅野市にある大澄池この美しい池をこよなく愛した娘がいました娘に幸せを与えませんでした人を好きになる事に疲れたとそんな言葉を残し4年後故郷に帰っていきましたしかしその日何があったのか…娘は自宅にたどり着く事もなく殺されたのです娘の愛したあの美しい池のほとりで…あれから3年事件は未解決のまま人々の記憶から忘れ去られようとしています永遠に続く当事者たちの苦悩と悲しみだけを残して…ううっうう…!♪~犯人は凶器を用意していたという事ですか?そういう事だ

このひと月古沢はまともに仕事をしてないそうで。 でその方は今どちらに?仕事じゃない?駅前のネイルサロン。 別れられたのはどういった理由ですか?今の職場では無断欠勤が多かったそうですが以前から仕事にはルーズだったんですか?まあルーズって言えばそうだけど…。 わかるわけなかろうもん医者なんかに!じゃあ自分ではわかってるの?ねえ!自分でなんとか出来るの!?結局最後はいつもそうやって仕事のせいにして会社を辞めちゃうんです。 長野県茅野市の大澄池で若い娘さんが殺された事件だ。

あなたはご主人の失踪にはこの事件やこの女性が関係してるとお考えなんですか?ああ…写真が撮影された日と事件の起きた日が同じ3年前の5月20日なんです。 ご主人の失踪されたあとでこういったものが出てきたらジャケットの血痕ですが3年前の被害者五十嵐さやかさんのものである事は間違いありませんでした。 どっちにしろ3年前の事件当時古沢が茅野にいた可能性はありますね。 あの…このジャケットの購入者を知りたいんですがこちらでは顧客の名簿なんかは?それでしたら本社へいらっしゃったほうが…。

事件絡みの捜査でお客様の間を回るとわかっててお渡しは出来ませんよ。 それに購入者の3分の2は追跡出来ないわけでしょ。 ご主人の職場の方それから大学時代のご友人私蓼科へ行こうと思います。 当時勤めていた八木沼自動車か?課長。 それに大澄池の現場を一度も見ておりません。 私の思いは茅野に飛んでいました3年前事件のあった大澄池そこに今回の事件を解く鍵があるそう思っていました牛尾さん!どうもご無沙汰して…。 大澄池の事件は福田さんだけが継続捜査を?はい。

新宿で殺された男は古沢といいますがこの男はこちらの事件の真犯人を強請っていたようです。 なんで今さら身を隠すんですか?今さらじゃありませんよ!新宿で殺された古沢は3年前の事件の関係者でした。

結婚後も弁護士の夢を?出会った時にはもう…。 いや…念のため宗形の職場にも行って古沢の写真を見せてみましたが何も出ませんね。 こうなったらジャケットの線に絡めてソワレルも調べてみますよ。 宗形と古沢接点は見つかりそうもありませんか?しかしだとするとですよ。 どうした?ソワレルの縫製工場…。 何かわかったか?宗形と古沢の接点は何も出てこないんですが例のジャケットの製造元であるソワレルの縫製工場が茅野にあるんですよ。

2つの相反する気持ちがありました鉱脈に行き当たったという興奮とかすかな不安と…しかしその不安の正体に私はまだ気づけずにいたのですじゃあ例のジャケットはソワレルの社長の息子が着用していたかもしれんのだな。 片や福岡から出てきたセールスマン片やアパレルメーカー社長の御曹司。 大澄池の事件の頃の古沢の勤め先そこの客という可能性は?ああ。 上諏訪のお父様のご実家はどなたが管理されてるんですか?誰か一緒ですか?家族と一緒でした。 それで名前は?仲田佳保里さん。

福田さんがついにつかんだ!3年前の事件当日佐竹は茅野にいたぞ!福田さん!牛尾さん!しかし英利は1時間も遅刻し父親にひどく叱られたそうです。 一体今までどこで何をしとったんだ!しかも英利はソワレルとは別のメーカーのジャケットを着て現れさらに父親を激怒させたというんです。 本来佐竹が着ていくはずのジャケットはこの血痕の付いたジャケットに違いありません。 課長!佐竹と古沢の接点が出ました!古沢は上京した年浄水器メーカーに勤めているんですがこの時の担当エリアが佐竹の屋敷のある目黒区碑文谷なんです。

茅野?その時凶器は持ってたのか?被害者の背中には刺し傷があったが。 元々キャンプとかラフティングが好きだったんで。 うっ!くっ…!古沢に処分を頼んだんだな?代わりに彼のジャケットを借りて親父さんの古希の祝いに出席したのか?まさかこのジャケットを古沢がずっと隠し持ってたとは知らなかったよ。 バレたら死刑やないと?古沢はジャケットを持ってるとは言わずに証拠を持ってるって言ったんだ。 じゃあ佳保里さんの事は?あの人を襲ったのは宗形だと岡本さんから聞きました。

宗形のそばには佳保里さんもいらしたんでしょうか?もしそうなら被害者を助けようとする宗形さんをなんとしてでも押しとどめたでしょうね。 小さな不安が徐々に大きく育っていました3年前五十嵐さやかさんと一緒にいたのは誰かそして佳保里さんを襲ったのは誰か医者を名乗る資格なんかないわよ!夫はたまたま勤め先のホテルで岡本さんをお見かけしてお声掛けしたようです。 しかし佳保里さんは事実宗形さんからの電話で…。 宗形と佳保里さんは弁護士になる夢を諦めたんです。