もう一度ご紹介いたしますと星由里子さん。 「シンデレラ」で入ったもんですからそのあとに…１６歳の時に新人賞をいただきました。 ここに八重歯がちょっと見えてるんですけどこの八重歯を取ったほうがいいのかどうかって随分お悩みになったんだけど菊田一夫先生は「あったほうがいい」って仰ったんですって？そうなの。 菊田先生が「ミス・シンデレラ娘」の審査員長をなさってて「八重歯の由里ちゃん」ってニックネームを付けてくださったぐらいだったんです。
“八重歯の由里ちゃん”で通る女優さんになりなさい」って言われて随分悩みました。 鍛冶町の乾物屋の娘だって。 えっ？オーディション…。 何のオーディション？『若い素肌』の時もそうなの。 あのねもうね毎日毎日ねオーディションばかり受けててねそういうのでそこら辺のところで分かれ道が…。 でもその頃もう既にこのまま仕事していっていいかどうかわからないからイタリアのほうへ行ってみようとお一人で？それはね１０代の終わりにもう本当に女優をやめようと思って。
そしたらマルチェロ・マストロヤンニの芝居やってたんですって？偶然なんです。 でホテルのドアマンのおじちゃんに「マストロヤンニの芝居を見たいんだけどどうしたらいいか？」。 旅行の仕事をしてました。 だから随分色んな旅行をなさったんでしょ？じゃあ。 私今浜さんの話聞いてて１人でねイタリアへ１０代…ましてや１０代の時に行った。 あなたは旦那様旅のことをやってらっしゃるから行く時なんか大人数なんですって？そう。 それで２０人から３０人ぐらいでね春と秋は海外へ行ってあとは国内の温泉旅行。
そして古民家を１軒最初譲っていただいたのがきっかけでそれで１２軒ご縁があってそれを一木も無駄にしないで箱根に４０年前に。 去年結婚したばかりなんですね息子が。 息子さん去年結婚なすったの？はい。 じゃあ随分あなたは…神田の鍛冶の乾物屋の娘から京都にいらっしゃってもう随分になる？そうですね。 浜さんは今箱根に住んでいらっしゃるの？４０年です箱根に。 でももちろん東京にも仕事場を置いてたんですけれども６０歳になった時にね全て箱根に移そうというふうにして全部それも引き払って完全に今箱根暮らし。
それで水着になることもこういうのも全然…水上スキーやってましたんで泳ぎも…割合水泳好きだったんであんまり抵抗感がなかったんですよね。 やっぱり英国風の英語じゃないといけなかったんでしょ？その時。 だから英国風じゃないといけないっていうのがもうプレッシャーになって。 アフレコの時最後セリフを入れる時に「もうこれ以上できません」って言って帰っちゃったんです私ね自分の家に。 本当にマンションを買えるぐらい。 それが４枚だったら随分大きいじゃないダイヤとしては。