この東帝大学病院が再び日本一のブランドを取り戻すまで私は大好物だったこの海老を断ったという事なんだよ。
「重度大動脈弁狭窄症における最新のAntegradePTAV術式による開発」ああ…!「膵癌に対する抗癌剤と免疫療法の併用」「HybridNOTESによる超高齢者大腸癌手術の一例」おお…!「胆道癌の臨床診断における研究」はあ…。 お言葉ですが蛭間院長我々内科は内容に重点を置いており質は外科をはるかに凌駕していると信じております。 抗癌剤と免疫療法を併用し外科手術を行う新しい術式に内科が主導権を握って外科にオペをさせる。
これは赤井先生あなたが考えたんですか?と…父ちゃん泥棒先生!泥棒…?飴盗まれた!翔太お前が落としたんじゃないか。 ただ今より腹腔鏡下膵頭十二指腸切除を開始します。 「ブラボー」「切除不能膵癌に対しゲムシタビン併用免疫療法後腹腔鏡下膵頭十二指腸切除で根治切除しえた1例」まあこの論文はですね我が東帝大のこの赤井富夫先生の手によるものなんですがね。 「切除不能膵癌に対しゲムシタビン併用免疫療法後に泥棒?術式は内科の赤井先生が黄川田部長に提案し外科の北野先生が執刀した。
原因は当院の過酷な論文強要でした。 当院のドクターたちは論文提出のために日々追い詰められていたんです。 蛭間院長のパワハラの他にありません。 蛭間院長は今どちらですか?院内におられるんですか?逃げも隠れも致しません。 行きたい!蛭間院長もいよいよ追い込まれたって感じですねえ。 西園寺黄川田両部長も揺れてるって話だ。 あんたあの論文どおりにオペしたの?泥棒先生。 論文どおりじゃ駄目な患者もいるって論文書けばなんの問題もなかったのになあ。 じゃああんたが書けば?ん?今度こそ世界初の症例論文かもよ。