え？♪～「遺体の身元は園部勝也さん５２歳」「一般財団法人全国技術技能支援財団の経理担当役員でありこの財団の贈賄疑惑の重要参考人として捜査が振り出しに戻った。 今回の内定捜査のきっかけは技術技能支援財団脱税事件の捜査過程において経理担当役員園部勝也の不正経理に突き当たった事だ。 増元は以前から財団による技術向上大学の設置を計画しておりそれがかなえば理事に納まる事で入学金や授業料寄付金など多額の金が増元の懐に入る。
「正義の名の下に暴走する検察」「贈収賄事件の重要参考人園部勝也を自殺に追い込んだのは俺３年前まで広島の新聞社にいたんです。 横領犯の息子が検事になって横領事件を捜査してるんですよ。 その横領犯の息子は佐方貞人という検事です。 いやでもこんなメモがあったからってどうして葛巻が水族館なんか…。 だからって葛巻が水族館に来る保証がどこにあるんですか？メモには数字も書いてあっただろう。
佐方貞人検事の父佐方陽世弁護士が４８歳の時事件は起きた広島で有力な小田川建設の創業者小田川隆一朗会長の死から１年後その遺産のうち５０００万が遺産管理を任されていた弁護士佐方陽世の個人口座に移されているとわかり懲役２年の実刑判決その１年後出所を目前に病死アポイントのない客には会わんのじゃが佐方陽世の件じゃったら話は別じゃ。 佐方陽世は子供の頃…戦後まもなくじゃ結核にかかったらしいんじゃ。
すでに接触がありかばっている可能性もある！いじめていじめていじめ抜け！葛巻さんに最後に会ったのはいつですか？１０年前です。 葛巻さんと最後に電話で話をしたのはいつですか？１０年前だったと思います。 事情聴取を再開しますがその前に雑談を１つ。 長時間にわたる事情聴取による疲労と緊張からくる神経性胃炎もしかすると腹膜炎かもしれません。 引っ掛かる事？横領事件の５年ぐらい前だったが陽世がある事件の国選弁護人になった事があった。 事情聴取から３日だぞ。
何かあったんですか？私が指名する検事が担当してくれるなら事情聴取に応じろと。 私に何か…？実は私佐方陽世さんの息子さんと友人なんです。 佐方貞人さん検事をやってる。 失礼ですがお名前は？だったらこんな話知ってます？２９年前に佐方陽世弁護士が横領事件を起こした事。 くだらない憶測で人を不愉快にさせる事があなたの仕事なんですか？週刊誌の記者？昔の横領事件の事調べとるとか言うとった。 違いますか？佐方検事ですよね？記者の方だったんですか。 さすが敏腕検事話が早い。
葛巻さんあなたは平成２６年１１月３０日園部勝也の指示で大河内定和衆議院議員の事務所に陣中見舞いと称して菓子折りを持っていきましたね？我々検察はその菓子折りの箱の中に財団の帳簿から見つかった使途不明金の一部３０００万円が入っていたと考えています。
葛巻にサインをさせる前にまずは葛巻の供述が正しいのかどうかそれを確認するのが正当な手順でしょう。 そんな悠長な事言ってられるか！下手を打てば特捜が総力を挙げて捜査してきた贈収賄事件が単なる私的な横領事件にさせられるんだぞ！葛巻は増元に懐柔された。 検面調書にサインさせるために葛巻を締め上げるんです。 引き継ぎに漏れがないか葛巻本人に確認するためにね。 「あえて実刑を受け入れた？」どういう事だ？和菓子屋甘春堂の菓子折りを所持し技術技能支援財団を出発」ああ…２年前の１１月…いつ？３０です。
えっこれ誰に返すんですか…？っていうかこんな事をしてる場合じゃないでしょ！兼先さん…ですか？ご覧になりませんか？清水憲吾さんと仰いましたかあなたのご主人。 はあ…それが何か？あなたが娘さんを身ごもったのは憲吾さんが亡くなる直前でしたよね？病状からいって憲吾さんは相当衰弱していたはずです。 その男性佐方陽世さんじゃないですか？なので血液型を調べました。 大河内定和議員の事務所にあった文庫本と同じ小説でした。 その文庫本の持ち主吉岡さんという方なんですが彼もまた万里の常連であの日も昼食をとっています。
うのみに出来るか！ところがこの同じ日にもう１名グランドゥールホテルに滞在した事件関係者がいたんです。 園部の愛人に確認したところグランドゥールホテルに同行した事を認めました。 ３０００万の受け渡しはグランドゥールホテル内で行われた可能性があります。 ３０という数字はグランドゥールホテルで園部が自ら３０００万円を渡したその記録と読めます。 いい加減にしろ！グランドゥールホテルに同行した愛人の事情聴取をさせてください。