『ベルサイユのばら』で知られる漫画家池田理代子さんどうぞお入りください。 漫画家でいらっしゃるんですけども何せ前にも随分お会いして色んなお話しましたわね。 で中学の時に本格的に音大受験の勉強を始めたんですけどもう直ちに才能ないとわかって諦めたんですね。 漫画家として有名におなりになってもまだ自分の本当にやりたかったものはこれかもしれないっていうものがあった?そうですね。 まだ漫画家としては一人前じゃない。
でも24歳の時ですから少女漫画家としては私は遅咲きなんです。 あのねあの頃ね漫画っていうのは文化としての地位が低かったしその中でも少女漫画っていうのは一段更に低かったんですね。 でもやっぱり褒めてくださる方々が「『ベルサイユのばら』はもはや漫画じゃないわよ」って。 でもとにかくその少女漫画っていいますかねこういう『ベルばら』とかそういうのはこんなに有名になったのは本当に…宝塚でも何年も何年もね上演されたりとか…。
私いつも「妹さんあんなに可愛いのにどうしてあなたはそんな不細工なの?」って言われたんですけど。 毎月?毎月お給料をもらうのとどっちがいい?って。 4年間学校に行ってる間もきちんとお給料をもらって…。 でも本当のことを言うとその時はなんか妹さんはご自分の貯金を崩して?そうなんですって。 「とにかくぼうっとしている」「4人兄弟の一番上なのに出掛ける時1人だけ迷子札をつけられていた」本当?本当なんです。
でも若手のクラシックの人なんかを助けようという気持ちもあったりする?1年に1回くらいは自主公演でオペラをやって。 「あんなにぐうたらでだらしがないのにどうしてあのような心を打つ作品が描けるのかずっと不思議でした」「並々ならぬ想像力と努力のたまものだと思っています」自分できちんと靴下とか洗濯したりしないので今朝はいていくものがないっていうとまあそれは生まれつきの才能もあるでしょう。 本当に小さい時から小学校の授業中でも窓の外をぼうっと見て色々空想をしてました。