♪~東京から南へ300キロ八丈島のはるか沖にある通称兵隊島昨日この島で10人の男女の他殺死体が発見されるという恐ろしい事件が起こった事件当時海は荒れており本土との連絡手段はなく島はいわば大きな密室状態であった兵隊なんて言葉は明治辺りに出来た言葉でその頃付けられた名前だと思うでしょ?ホテルのオーナー七尾審は謎の多い資産家であったこのオーナーに招待された男女10人が遺体となって発見されたのである伊井庄太郎の関係者じゃねえかって…。
こちらの9号室が磐村兵庫様。 まず元議員で国の数々の難局のかじ取りをされてこられた門殿宣明先生です。 えーっとまず最初に有名な東京地裁の元判事でいらっしゃいます磐村兵庫先生です。 東京中央救急センターの外科部長でいらっしゃいます神波江利香先生。 おいおい先生縁起でもないな。 ねえ?そして有名な軍事評論家でいらっしゃいますケン石動先生。 じゃあ面接や何かはどうなさったの?それは代理人の伊井弁吾様がこまごまとした契約や約束事など全て取り仕切ってくださいました。
シーッ!「予は諸君を告発する」「その罪状は以下のとおりである」「ドクター神波江利香」えっ?「16年前患者の町田しげを殺したのはお前だ」「女優星空綾子」「元刑事久間部堅吉」「元傭兵ケン石動」「13年前東ヨーロッパのボスゴナで兵士5名を殺したのはお前だ」「元議員門殿宣明」「15年前妻の愛人長谷部継介を殺したのはお前だ」「10年前当時の雇い主小早川暁子を「諸君に罪状の申し開きが出来るか?」「罪状の申し開きが出来るか?」大丈夫か?あっ申し訳ありません。
その裁判の弁護士新城岳志と知り合いだった。 磐村さんはその被告人を以前からご存じだったんですか?いえ知りません。 秘書の長谷部を殺したなんて言ってましたがとんでもない!彼は私の公設第一秘書で家族ぐるみの付き合いだったんです。 15年前エルドビア使節議員団の1人として彼は私に同行した。 当時僕はアマチュアのボクサーでした。 声は私と家内が以前のご主人小早川暁子様を亡き者にしたように申しておりましたが…。 君は強盗殺人罪の被告の証人として出廷し彼に不利な証言をした。
ですがこの招待状といいさっきの声といいこのオーナー名無しの権兵衛とても正常な人間とは思えません。 なんだって?本土との連絡は毎朝8時に日用品を運んでくる皆さんが乗ってこられたAGASAと4日に1度新聞を運んでくるドローンの他ございませんので。 翠川さん携帯返してください。 これはオーナーの七尾審氏が僕らに仕掛けたミステリーイベントの始まりなんですよ。 考えられません!たった今まであんなに元気だったのに!自殺する人間が死の直前に異常にハイになるって事はない事はないですが…。
先生明日からのスケジュールになります。 「たくさんの好きと…」それは秘書長谷部に宛てた妻の手紙だった。 「愛する長谷部継介さま」「あなたの詩織より」許せるはずがなかった。 妻の詩織と秘書の長谷部が不倫をしていたとは…。 人形が1つ減ってる…?先生!神波先生!執事の翠川でございます!どうしたんですか?こんな早くに。 失礼ですが先生その薬は大丈夫だったんでしょうね?死因はシアン系の毒物です。 ねえ考えたんだけどこの島のどこかに秘密の隠れ場所があってそこに七尾審か伊井弁吾が隠れていたとしたら…。
それでエルドビア使節団として向こうへ渡った時に現地でテロ組織が商社を襲撃するという極秘情報を入手しました。 犯人は残った人間の中にいるっちゅう事だ。 《3人を殺した犯人が「八人の小さな兵隊さん7…7体になってる…!んっ…おりゃ!動かん…。 七尾審よ。 殺人犯七尾審は我々7人の中にいる。 私たち7人の中に殺人犯がいる?それにさっきだって皆さん手分けしてホテルを調べたっていうけど…。 中絶手術は無事終了しました。 そのうち1人が殺人犯だ。 でもどうやってですか?誰が犯人かもわからないのに俺は拳銃は渡さないぞ。