「さて今日のお客様でいらっしゃいますけれども本当に歌が上手でそしてすがすがしくて若いのっていいなと本当に私たちも感じてしまうんですけど」「岩崎宏美さんにおいでいただいております」「こんにちは」「はいこんにちは」「今日はまたあなた素敵なお洋服ね」「どうもありがとうございます」「そういうふうな形のお洋服よくお召しになる?」「そうですね」「あんまり足を出さないように」「どうして?」「あの…あんまり足を出しちゃいけないって言われてて」みんなとこうワイワイワイワイ食堂まで走っていったりねそういう…」「さてね本当にね
それでなくても私はおとなしくないのにね剣道なんてやっちゃ絶対駄目だって言って女の子のするスポーツじゃないとかもう文句ばかり言うんですよね」「それででもやりたいって言って勝手に学校の剣道部に入っちゃって」「学校の剣道部?」「はい」そうだ。 学校の剣道部入っていらしたの?そうなんですよ。 学校の剣道部入ったんですけれども剣道を始めたって言ったらなんか妙に喜んで「じゃあこれ使いなさい」って言って父親の…持たされた「江東区剣道連盟岩崎兼三」とか書いてもう文字で…金の文字かなんかでここに家紋まで入ってるんですよ。
本当?ある日すごく遅くなってしまって不安になって御茶ノ水の駅から公衆電話から家に電話を入れて。 そしたら私も急に不安になっちゃって「えーと…御茶ノ水の駅にいるんだけど錦糸町の駅になったらお迎えお願いします」とかちょっと泣きそうになって。 絶対殴られると思いながら不安になって帰ったら父が仏様の前に座ってるんですよねお仏壇の前に。 これ私の七五三の時の写真なんですけれども。 御所車の刺繍の付いた打ち掛けに頭ぐらいの大きさのおリボンを付けて…全然似合わないんですけど。
それでお父様も怖いオーラを出してなかったんですよ。 とにかく何時間も並びますよねEXPO’70の時には。 私はね急に他人の顔をしましたけれどもこれ以上大事にならないようにお願いしますって小学校5年生ぐらいですけれども祈りましたね。 あら随分奇麗なお父様なのね。 素敵なお父様なんだ。 これは私がエジプトに行った時によくカップルがデートをしていて男の子が女の子のハンドバッグ持ってる姿って許せなかったんですよ。 お父様持ってくだすってたのね。
でもあなたが歌手になってああいう色んなものにお出になったりなんかした時は何と仰ってた?まあ…ずっと反対していたにもかかわらず一応私が二十歳までっていう約束で芸能界入れてくださいってお願いをして芸能界入ったんですよ。 「お父様はでも宏美さんが芸能界お入りになる時にそれにしても『徹子の部屋』のあなたのお出になった1回目のご出演のVTRはあれどういう状況で見つかったの?あれはですねちょっとあの…自分の持ってるお部屋がもう納戸みたいな状態になっていてその家に息子が住むことになったので…。
またその旦那様がご飯やなんか作るの上手なんですって?それであなたがダイエットをしたいだとかって仰るとご主人は嫌な顔をなさる?そうなんですよ。 あと自分たちが還暦になった時に旅行しようって言ってテニス始めた年から…じゃあそれで行く時は自由にそのお金を使って…?来年還暦なので…。 集まったみんなでもってなんかその映画なんか一緒に見たりして?私が最近ちょっとディズニーの吹き替えでポット夫人という役をやりましたので。