法務大臣の家なんだよ。 最新の音声再現システムを使用しました。 山下さん野村巡査は不在のようです。 「君の所属は?」警視庁第11方面本部機動捜査隊天樹と申します。 「天樹さん仙波法務大臣邸は我々が占拠した」我々の実力を理解したのちに要求を告げる」仙波法務大臣邸が何者かに占拠されました。 周辺住民の退避と特殊捜査班SATの緊急手配を要請します。 「情報統制により不発弾処理のためとして周辺住民は退避中」「SATは大臣邸周辺を中心に展開待機せよ」ここ最近大臣邸の辺りを徘徊するようになったんです。
警備システムのハッキング完了。 爆弾…!?「住民の退避は完了」「法務大臣邸の半径300メートルを立ち入り禁止区域に指定」「被疑者との交渉を開始する」邸内には野村巡査に装着していたものと同じ破壊力の爆弾を仕掛けた。 警備システムをハッキングし起爆装置と連動させている。 この条件が遂行されるまで仙波法務大臣以下3名の人質と共にさすがです。 小野田良夫現在無職ですが元は大手家電メーカーのエースエンジニアだったようです。
3年前の防犯カメラに四谷貴子が映っています。 死刑囚全員を要求の対象にしたのも同じ意図でしょう。 「ハッキングのプログラムに小野田が痕跡を残したのも自分が主犯であるというアピールですね」四谷貴子は指名客の五頭に惚れていた。 だとすれば五頭には冤罪の可能性があると思ってるんですかね?五頭本人は自分がやったと言っていたが…。 五頭と被害者横光さんは直接の接点はなかった。 しかし五頭の弁護側が死刑を受け入れたために求刑どおり死刑が確定しています。
四谷貴子さんと死刑囚五頭伸治の関係について調べました。 「あなたたちの本当の目的は五頭伸治を助ける事ですね?」四谷さんの命もですか?「あなたたちは恩義ある四谷さんを守りたいと思ってる」しかし永遠に守り続ける事は不可能です。 一番大事なのは貴子ちゃんのために五頭伸治の死刑を止める事。 馬久根が裏社会の人間に手を回し五頭を身代わりに仕立てた。 捜査本部は五頭の件では動かない。 ICPOのホワイトハッカーが警備システムを解除したらSATが突入する。
横光さんの死因は包丁で刺された事による大量出血とされている。 えっ直接?うちの研究室では重大事件の証拠は再審請求に備えて保存するように指示してある。 それで疑ってみた結果は?胸部の刺し傷が致命傷だとすれば大量出血により全身貧血性になる。 事件当時の防犯カメラの画像を見せて頂こうと思ったのですが残ってないそうですね。 ただし事件当時の五頭の侵入逃亡の証拠となる画像だけが残っていません。 防犯カメラの画像がないとすると五頭の犯行を裏づけるのはあなたの目撃証言だけという事になります。
山下時間稼ぎはどうなってる?法務大臣邸の警備システムはまだ有効です。 現在仙波法務大臣邸はテロリストに占拠されています。 馬久根さんの思いは秘密裏に事件を解決し仙波大臣を守る事です。 現在は情報統制されていますが時間がかかりすぎれば馬久根さんが直接話すと仰っています。 「馬久根です」あ…藍田です。 「ああよかった」「あとは警察に任せておけばいい」馬久根さんと…お話はつきましたか?確認ですが…あなたが横光さんを?あの…これ芝居ですよね?人生は芝居のようなもの…という比喩ですか?え…。