でも随分本当に大きいマンションですねここのマンション。 だからお互いに本当に仕事の喜びだとか悩みだとかそういうものを達成感とか共有することができましたしねもうとにかく私の女優という仕事に本当によく理解をしてくれましたから今日はその最終回でございますんで銀幕のスターということでございますので特別に来ていただいて呼んだわけなんですけども。
夕方5時になると小津先生がスタジオから出てこられてもうとっても嬉しそうな顔で「これからミルクの時間だよ」って仰るんですね。 それでね小津先生は赤という色がお好きでね。 毎年秋になると彼岸花が小津先生のお宅から送られてくる?そうなんです。 それは小津先生が亡くなられてから後なんですけれども。 小津先生の義理の妹さんの小津ハマさんっていう方が毎年ご自分のお庭に咲く彼岸花の切り花を今ではその娘さんの小津亜紀子さんっていう方が引き継いでやっぱり送ってくださるんです。
その時やっぱり『彼岸花』も上映しましてね。 じゃあ山本富士子さんにとっては『彼岸花』は映画もそうだけどもそういう色んなことが…。 かえって亡くなられてからそういう色んなご縁っていうのが広がっていくっていうか本当に嬉しいことだと思って。 で当時私はお酒は一切飲めませんということで通してましたのでオレンジジュースをいただいてたんです。 そうなの?だからもうね今でも小津先生とお酒を酌み交わせなかったことがとっても残念でね。 山本富士子さんのまず毎日の日課っていうのはお家の中を歩く?フフフ…。
でねもう本当にそれこそ何百回色んなインタビューやなんかで「私お料理大好きです。 ですけどもう本当に好きであの…自分のいただくものはもう全部自分で作ってます。 そしてやっぱり自分でお料理しますけどお野菜も色んな種類をメインにしてそしてあとまあお魚とか魚介類とかお肉とか海藻類をそれにプラスしてって。