さっそくですが磯野さん最近気になるニュースはありますか?気になるというのは解散と言った途端に北朝鮮からのミサイルがピタッとやんだじゃないですか。 あ、本当に「ムー」でいうUFOが絡んでるのかなとか考えたんですがどうですか?ケネディ暗殺についての膨大な調査があるわけですがそれの一部がずっと内容が公開されないままできてトランプ大統領がそれを全部オープンにするぞと言ってさあ、と思ったら一部だけ出ただけでまた残りは先ということになりましたね。
すぐ異常気象って言葉が出てきて異常気象で全部片付けてしまうというわけにもいかないんですがさあ、実は今回、偏西風の流れが影響していると言われているんですね。 偏西風、特に日本列島の上空を常に吹いている西風なんですが普段、いつものときですとこの辺りを偏西風が吹いているんですが今、これがかなり北に上がってしまってそれまでは偏西風ここにありますと台風がその風に流されてこっちに行っちゃうんですけど日本列島に近付かないんですけど今、こっちなんでそのまま日本列島にやってくるというわけなんですね。 台風進路予想図。
衆議院総選挙池上彰はどう見た?まずはこちらをご覧ください。 自民党の圧勝に終わった衆議院総選挙。 自民党は284で選挙前と変わらないんですがそもそも衆議院の定数が10減ってますから。 10減っているにもかかわらず従来どおりの議席を取ったということは獲得議席比率で言いますと意外に覚えている方少ないんじゃないかと思うんですが安倍総理大臣は選挙の争点として1つ、これを挙げたんですよね。
あるいは、民進党の党籍を残しながら無所属で戦った人もいるという非常に、ややこしいことになってるわけでやっぱり野党がどうなるかがはっきりしない見えにくいわけですね。 まだ前原代表は辞任していないから前原さんが民進党の代表なんですか?今回の選挙はこんな疑問を持つ方が多かったようです。 それが日本国内にも対立構造として出てきて言ってみれば資本主義を守っていくのか社会主義のほうがいいのかなというようなこういう対立構造というのがあった。
そういう意味では保守革新ということにとらわれず幅広いリベラルというものがあったんです。 今度、リベラルと保守とのあれになるんですか?対戦することになるんですか?だから、リベラルの人の中には例えば安倍さんの自民党というのは非常にイデオロギーを持っている硬直化しあるいはこんな人には負けないみたいな排除の論理がある。 では続いての最新ニュースは中国共産党大会。 今週火曜日まで開かれていた中国共産党大会。
8つの政党があるんですけど8つの政党とも中国共産党に従いますという方針を持っているんですね。 だから事実上共産党の一党独裁。 いやいや、中国は共産党が一党独裁じゃありませんよほかに8つの政党があることちゃんと存在を国会の中の政党のことですから。 実は中国の憲法に中国は中国共産党の指導に従うと書いてあるんです。 つまり、中国共産党は憲法の上にあるんですね。 全部、だから中国共産党の言うことを聞かなければいけないんです。 じゃあ中国共産党大会にはどんな人が参加しているのか。
このとき習近平さんが演説した時間なんと3時間半。 これから、あと5年間5年に一度ですからこれからの5年間の中国共産党の指導部を決めるというわけです。 これは大会の前に長老たち普段、表に出てこないような長老たちと一緒に会議を開いてあいつを入れろこいつは駄目だとか集団指導体制という形で何か事があったら総書記の言うことを聞くんじゃなくて7人で多数決で決めましょうとやっているわけですね。
今、独立問題で大混乱のスペイン。 スペイン政府は住民投票は憲法違反で無効だと主張。 増田さん、カタルーニャってスペインのどの辺でしょうか?今、スペインの地図が出ます。 スペイン全体の人口が4650万人でカタルーニャが750万人というわけですね。 ここ、独自の議会や政府がありましてあるいは教育についてあるいは警察についても無理やりスペインの中に組み込まれてしまった。
だから、カタルーニャとしてはスペインから独立してだけど、EUにはそのまま入っていたいという思いがあるわけですね。 これを認めちゃうと本当にバラバラになってしまうという思いがあるので、EU全体としてこのカタルーニャの独立には反対しています。 カタルーニャとしては本当は独立をしてEUに入りたいんですけどEUに入るためにはEUに入っているすべての国がそれを承認しなければいけないんですね。
住んでいる人に関係なくここに国境線を引いたためにクルド人の人たちアルメニア、トルコシリア、イラク、イランそれぞれ分断されてしまって全体では大きな人数がいるんですけどそれぞれの国では少数民族になってしまったというわけです。 あの湾岸戦争のときにアメリカのパパブッシュ大統領がもう任務は達成されたといってそれきりクルド人を見捨ててバイバイというわけですね。 アメリカは言ってみれば、そのご褒美にイラクの中にクルド人自治区を認めましょうということになったわけですね。
それに対してクルド人たちは自分たちの土地が奪われたらアメリカ兵が死なないようにするにはどうしたらいいか。 これでイラクだけじゃなくてシリアに住んでいるクルド人たちもラッカを攻撃してイスラム国を追い出すことに成功した。 さあ、アメリカの言うとおりにやったんだから独立といえばアメリカはきっと承認してくれるだろうというわけで今回、住民投票をしさあ、独立を宣言したらあれ?アメリカはやっぱり承認してくれなかった。
どうして金ファミリーが国のトップで居続けられるのか?貿易など経済制裁されているのになぜミサイルを作れるのか?北朝鮮の成り立ちから最新情報まで池上彰が徹底解説。 朝鮮半島、1945年の第2次世界大戦が終わるまでそれこそ朝鮮半島全体がソ連の支配下に入っちゃう。 そして、このもとでアメリカの支配のところに韓国が誕生しそしてソ連軍が占領していたところに北朝鮮が出来上がるというわけですね。
アメリカが、この仁川今、国際空港がありますけど元々の国じゃなくてこれ全体が北朝鮮という国に統一されていただろうということですね。 日本が入る前も…?北朝鮮がずっと韓国に攻め込んできているそこに背後で中国とかソ連のなものですから戦車で攻め込んでくる北朝鮮軍に対して韓国軍は、なすすべもなくここまで追い詰められた。 このままですとアメリカ軍がいる韓国と国境を接するなんてのは中国にとっては悪夢ですから今度は中国軍がこれに介入するわけです。
北朝鮮は海外に労働者を派遣しています。 出稼ぎ労働者行き先は中国、ロシア中東、アフリカ。 世界中に労働者を派遣して、そこで働いているというわけですね。 最近の国連の制裁決議で新たに労働者を受け入れることは禁止ということになったんですが現在いる労働者をすぐに追い出せというまでにはなっていないということですね。 鈴木さん、その外国に行っている出稼ぎ労働者一番多く受け入れている国はどこだと思いますか?近くで言うと中国が多そうかなと思うんですけど…。 出稼ぎ労働者、確かに中国も多いんですけど一番多いのはロシア。
これが一体外国にいる北朝鮮の労働者がそれだけのものが入れば当然、そのおかげでミサイルや核の開発に充てることができる。 ロシアのシベリアで働いていてそのまま逃げて韓国に亡命する人がいたものですから今は監視の目が一段と厳しいということですね。 ワールドカップのためだって大勢の労働者がモスクワのほうに行っているわけですね。 人手不足のところに低賃金で一生懸命少しでも解決に進めようというのでちゃんと見ていかないと困るということになりますね。
一番最初はまだ、ソ連の時代に北朝鮮が原子力発電所を作りたいんです。 なので、ソ連が北朝鮮に対して核拡散防止条約に入りなさい。 ちゃんと査察を受けるなら原子力発電所を作ってあげますよと言って北朝鮮ははい、守りますと言って防止条約に入りところがIAEAの査察を受けようとしなかったんです。