映画作家でいらっしゃいましてまあ 随分たくさん有名なコマーシャルを撮ってらっしゃるんですね。 それから三浦友和さんと百恵ちゃんのチョコレートのコマーシャル。 『転校生』 『時をかける少女』など尾道三部作でも有名でいらっしゃるんですけどその他色々撮っていらっしゃいます。 なんで嬉しいかというと40年前にこの『花筐』という映画の原作者の檀一雄さんにお会いしてその時に檀さんが同じ肺がんでもう 余命がなくて。 その方たちの戦争中の話を映画にする息子の世代ですよね。
初め 余命半年って言われてそれから 3カ月って言われて今 随分 もうね…。 でも 撮影これからやるぞっていう前日にそういう肺がんだっていうことになってそれで でも 次の日奥様 撮影現場にお連れになって?いえ 1週間ぐらいは ちょっとなんか 第2オピニオンとか第3オピニオンってなんか 意見を聞いてほしいと言われてそれで 1週間ほど ちょっとチーフ助監督が 監督の補佐をして撮影は進んだんですけどいうんですけど。 これ 余命半年と言われてらっしゃる時のメイキングだと思うんですけどちょっとご覧ください。
非常に注意深い人が事もあろうに病院で転んで両大腿骨骨折っていうのはあり得ないことだけど今から考えるとそのおかげでここまでいますね。 「文学とか芸術とかお習いになりたいというので成城大学に?」「成城大学です」「ねえ お入りになったんです」「結局ね 5年間いたんです。 というのが授業にならなかったんですよ当時は」「先生と一緒に もうね武蔵野の雑木林の中に散歩に行っては映画の話したり文学の話したり…」「結局 単位 取れず。
トットちゃんの学校の小林先生も成城にいて幼稚園なんかお作りになったんですよ。 こうして話すと嘘みたいだけどそれ なんだかね 一緒にいるのが生きてるっていうことで一番平和なことだと僕も受け止めてそれで そのまま 手をつないで私の下宿に一緒に行ってね…。 惚れたとか 愛とかというよりもやっぱり 一緒に生きるに値するかどうかというフィロソフィーをこの人がね 大事にしてた。 作品が完成するたびに瀬戸内海でね 撮影中に俳優さんがポーンって石を投げてたら…。 瀬戸内海っていうのは干満の差が激しいでしょ。