2月桜の季節を待ちわびる北海道を映画俳優 吉永小百合が訪れた。 吉永小百合と北海道。 戦中 戦後激動の時代を生き抜いた親子の姿を日本映画を牽引する豪華俳優陣が紡いでいく。 「母さん 一体どこへ行くつもりなんだよ」監督は 『おくりびと』で日本映画初となるアメリカ アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎。 自らが体験した日本映画の伝統と情熱を次の世代の俳優たちに伝えていく。 落ち着いてくれーっ!先月 吉永小百合が上梓した『私が愛した映画たち』。
「いいわよ もう」「今度から気をつけてもらえばいいじゃないの」「おかしいな…」♪~「春よ」♪~「緑に映えて」♪~「歌声ひびく」♪~「野に山に」天真爛漫な笑顔が注目を集めその後 映画会社と専属契約。 これが吉永小百合の映画人生の始まり。 『北の桜守』で吉永小百合が演じるてつの息子役を務めたのは大河ドラマを始め多くの作品に出演する 堺雅人。 今回の映画で吉永のひたむきさが表れたシーンがある。 すごく緊張感を持って その現場にいらしてるっていうのが映画に確固たる意志で取り組む姿に魅了される共演者やスタッフ。
「自分の事ばっかり考えて」「馬鹿野郎!」父との確執や貧困差別など困難に直面しながらも真っすぐ成長していく少女の物語。 「自分の覚悟は出来ております」国民的俳優 2人の初共演が大きな話題を呼んだ。 自分の体に触れようとしない夫に「東京に帰って何があるんですか?」「食事を作って お掃除をして夜が来たら1人で眠って…」「私の体は汚れているから…」「このお金で私を買ってよ」「東京に来いというなら私を抱いてよ」銀幕の大スターとの共演で新たな境地を開いた吉永。
吉永小百合 子役たちへの思い。 吉永は 共演した子役たちを我が子のようにかわいがる。 謝ってきなさい!さらに 当時10歳で共演したあの天才子役が吉永の素顔を語る。 分け隔てなく接してくれる吉永に触れ子役たちは映画の楽しさを知る。 そう 吉永にとってもこの子役たちがいてくれるからこそより深みのある母の愛情を表現出来るのかもしれない。 「自分は 男と会っていたなんて…」撮影に入る前 吉永は高倉健に勧められ30年以上 続けてきた一日100回の腹筋に加え…。 撮影終了後も吉永の活動は続く。