『徹子の部屋』は１６年ぶりなんですけどその間 女芸人のハリセンボンの近藤春菜さんが「角野卓造じゃねえよ！」ってよく仰ってるんですけどそのたびに私は 本当の角野さんの顔を想像してしまうんですけども。
で あれでしょ？あなた 学習院へいらっしゃいましたよね？高等科から学習院に入りました。 でも まあ東京でお生まれになってお父様は 広島県会議員をお務めになったこともある実業家でいらっしゃって。 それで 僕が幼稚園に入る前の年に大阪へ出て 喫茶店を始めまして。 これが３軒目にやった「ベル」っていう喫茶店で。 もう 本当に 道修町っていうか大阪の街のど真ん中でオフィス街だったもんですからビジネスマンの方が来て自分のテーブルで仕事の電話かけられるんですね。
やっぱり 劇団の先輩っていうと１年でもなんでもとにかく １歳でも上だと…ましてや ４期上だと奥様のほうが 駄目出しなんかなさるんだって？私が 実は 結婚したきっかけが…私が駄目出しをしたのがきっかけだったんですがね。 そうだったんですか？うち ご存じのようにアトリエっていう稽古場がありましてそこで 年３回割と新しい芝居を公演するんです。 これが『にしむくさむらい』っていう私が駄目出しをした芝居ですけれど。
「可愛いですよ」なんて私が失礼ですよそんなこと言ってね。 本当 可愛いですよね。 一生懸命 探して選んだんです。 お選びになった？というのは 共稼ぎでね 家内とは同じ仕事をしておりましたら同じ時間になりますけども別々の仕事をしていると時間帯が…。 自分の時間を自分一人で過ごせるっていうのは 少し…なんか… 柔らかくなる要素かもしれません。 それとも 見るビデオみたいななんか９台ぐらいあるんですって？私の部屋には ６台ありまして４階には ３台あるんですがジャンル別で録画をしておりまして。
そういうふうに 一人の生活をきちっとするっていう方だからやっぱり 一人旅もお好きで…。 なんか 一人旅して…。 なんていうんでしたっけ？『予約一名、角野卓造でございます。 こういうことをやってましてどこか ご縁があったんだと思うんですけど 向こうで京阪神エルマガジン社さんっていう出版社が『Ｍｅｅｔｓ』っていう月刊誌を出しておりまして。 必ず 私は 伺う前にどんなお店でも電話を入れて「予約 一人なんですが角野卓造と申します」って言ってフルネームを言うことにして…。
去年で 舞台からは引退なすったんですって？ええ。 東京の紀伊國屋ホールで千秋楽だったんですがそれで 一応 舞台をひと区切りにしようと思いました。 年賀状とかですね芝居やったあとで 色んなものをいただいたお礼状とかは全部 家内の担当でございまして。 「ご主人の第一印象は？」「初めて見たのは 文学座の研究生発表会だったかと思います」「頭にリボンで いくつもちょんちょりんを作って両手を広げて 舞台に出てきたのを鮮烈に覚えています」「面白い新人が入ってきたなと」「名前も四角いので一遍で覚えました。