兄さん 無理だ!♪~この1週間後…狛江市にある病院に勤務する放射線技師 中尾勲が刺殺される自らの血で 「も」と読める字を書き残していた事から警察は 中尾が金を借りていた闇金業者 茂木信也を重要参考人として追及したがその歯車が再び動き出すのは…うわっ! ああ…。 厚労官僚の須賀勇蔵がゴルフ場でラウンド中に突然 倒れたとか。 解剖の結果 死因は腹部大動脈損傷による失血死。
だから 病院によっては医療ミス防止のためにオペ終了後の体内に異物残存がないかどうかチェックするレントゲン撮影をする決まりがあるそうだ。 確かに 須賀の手術後に中尾が異物残存チェックのレントゲン撮影をした可能性がある。 あっ…!凶悪事件の時効廃止に伴い作られた警視庁 特命捜査対策室その6係室長 我々6係にこの5年前の放射線技師 中尾勲殺害事件を再捜査させてください!なあ 目力。 そのうち 今も同じ病院で勤務しているのは当時 執刀医だった現院長の松河正一麻酔医の難波達也看護師の山本敦子と藤本琴子の4人。
シッ!松河先生と同じの時期にこの病院に移られたそうですね。 で あれは何してるんすか?ペアンで亡くなった須賀さんと松河総合病院の関係をあっ ビラですか?ああ…。 5年前の手術の頃松河総合病院では兄の松河正一と 弟の森次が次期院長の椅子を巡って対立していたらしい。 えっ… 松河先生が兄弟で対立?これはその頃 病院でまかれたビラ。 このビラが まかれた直後松河総合病院で同じような年格好の職員が退職しているはず。
車を出して頂ける?これが 松河総合病院元経理担当の寺井から任意提出させた帳簿のコピーです。 つまり亡くなった官僚の須賀氏はこの松河総合病院を舞台に不正な錬金術で金を得ていたという事か。 松河正一は強行犯で捜査する。 えっ?5年前の須賀さんのカルテ?手術の詳しい事を調べたいんです。 文字フェチの先輩にそれを見せれば何か 解決に繋がるかもしれないんですが松河総合病院が カルテの開示を頑なに拒否していて…。 これは…須賀さんの手術をする半年前父から 病院の経営を任せたいと言われた頃からです。
兄の代わりに執刀した弟の松河森次がモスキートペアンを須賀氏の体内に残しそれに気づいた放射線技師の中尾を刺殺した。 フランス語でdeux cent cinquante。 松河総合病院は先代院長の頃から外国からの研修生には無償で奨学金を出していた。 しかし そんな研修制度は無駄だという須賀氏の言葉で研修制度は 突如 中止になった。 あなたはその恨みから製品番号250バンフェンのモスキートペアンを須賀氏の腹腔に残し…。
クソッ!ううっ…!あなたは病院に取り立てに来た事もある闇金の茂木に罪を着せようとして右手で 中尾さんの手をつかみ「もぎ」とダイイングメッセージの偽装を試みた。 で 寂しくなって美人講師のいる中国語講座に通い始めたんでしたよね?シッ!あっ…。 階段の途中に資料箱があるので持ってきてくださる?あの… 矢代は?走っていったわよモリジ先生の所に。 先生は病院を出てチャンスを待った。 5年前の事件の再捜査が始まり自分が 鳴海先輩の文書捜査の話をした時先生は もしかしたら 今なら…。